「夕方になると足がパンパンになる」「朝は入った靴が、帰るころにはきつい」そんな夏のむくみに悩んでいませんか。
むくみは、からだの組織に余分な水分がたまることで起こる状態です。
とくに夏は、冷房の効いたオフィスで足元が冷えたり、屋外との温度差で自律神経が乱れたりして、水分の巡りが悪くなりやすい季節です。
この記事では、夏のむくみが起こる理由と、今日からできるセルフケア、漢方薬を使った体質ケアについてご紹介します。
夏のむくみはなぜ起こる?
まずは、なぜ夏はむくみやすいのか、理由をみていきましょう。
冷房で足元が冷えて血流が悪くなる
オフィスの冷房で足元が冷えると、血液やリンパの流れが滞りやすくなります。
さらに、座りっぱなしの時間が長いと、足にたまった水分が戻りにくくなり、むくみにつながることがあります。
その結果、朝は気にならなかった足の重さやだるさが、夕方になるほど強くなり、靴がきつく感じることがあるのです。
屋外と室内の温度差で自律神経が乱れやすい
夏は、暑い屋外と冷えた室内を行き来する機会が増えますよね。
体温調節には自律神経が関わっており、冷房の使いすぎや温度差によって体温調節機能が乱れることがあります。
自律神経のバランスが乱れると、血管の収縮や発汗の調整にも影響します。
その結果、からだに余分な水分がたまり、むくみやだるさを感じやすくなるのです。
夏のむくみを軽くするセルフケア5選
夏のむくみ対策では、冷やさないこと、動かすこと、水分を巡らせることがポイントです。
無理なく続けられる方法から取り入れてみましょう。
足首とおなかを冷やさない
冷房の効いたオフィスでは、足元やおなかが冷えやすくなります。
冷えが続くと体温調節機能が乱れやすくなり、腹痛やだるさなどの不調につながることがあります。
オフィスでは、薄手の靴下やひざ掛けを用意しておくと安心です。
冷房の風が直接当たる席では、風向きを変える、席を調整するなどの工夫もしてみましょう。
温かい飲み物を1日1杯取り入れる
夏は冷たい物を摂りたくなりますが、朝や夕方だけでも、白湯や温かいお茶を取り入れると、胃腸を冷やしすぎずに済みます。
冷たい飲み物を飲む場合も、一気飲みではなく、少しずつ飲むようにしましょう。
からだを冷やしすぎない水分補給が、むくみ対策につながります。
ふくらはぎをこまめに動かす
むくみが気になる人は、ふくらはぎを意識して動かしましょう。
座ったままで、つま先を上げ下げするだけでもかまいません。
立てるときは、かかとの上げ下げを10回ほど行ってみましょう。
小さな動きでも、こまめに続けることで足の重だるさをためにくくなります。
塩分の多い食事を続けない
塩分の多い食事は、体内に水分をため込みやすくします。
夏は、冷たい麺類、コンビニ食、外食、スナック菓子などで塩分が多くなりがちです。
むくみが気になる日は、汁物を飲み干さない、味の濃いおかずを重ねないなど、できる範囲で調整しましょう。
漢方薬で水分代謝を整える
むくみをくり返す人は、漢方薬を使った内側からのケアも選択肢になります。
漢方薬は、水分の循環をよくして老廃物や塩分を排出し、むくみを根本から改善します。
余分な水分だけを排出するため、からだに必要な水分まで取り除いてしまうという心配がありません。
代表的な漢方薬には、五苓散(ごれいさん)や防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などがあります。
五苓散は、体内の水分バランスを調整して、むくみや頭痛、吐き気、下痢などに使われることがあります。
防已黄耆湯は、水分代謝を高めながら余分な水分を排出し、むくみや肥満症などに用いられることがあります。
ただし、漢方薬は「むくみにはこれ」とひとつに決められるものではありません。
汗をかきやすい人、冷えが強い人、疲れやすい人、胃腸が弱い人では、それぞれ合う漢方薬が異なります。
体質に合わないものを選ぶと、思ったような変化を感じにくいことも。
自分に合った漢方薬を選びたい人には、「あんしん漢方」というサービスがあります。
あんしん漢方は、オンラインで薬剤師に相談しながら、症状や体質に合わせた漢方薬を提案してもらえるサービスです。
スマホで相談できるため、忙しくて薬局に行く時間がない人でも始めやすいのが特徴です。
夏のむくみを毎年くり返している人は、マッサージだけで済ませず、からだの内側から水分代謝を整える習慣を取り入れてみましょう。
まとめ
夏のむくみは、水分の摂りすぎだけが原因ではありません。
冷房による足元の冷え、屋外と室内の温度差、自律神経の乱れ、胃腸の冷えなどが重なることで、からだの水分が巡りにくくなることがあります。
足首やおなかを冷やさない、ふくらはぎを動かす、温かい飲み物を取り入れるなど、できることから始めましょう。
夏でも軽やかなからだを保つために、外側から流すケアだけでなく、漢方薬による体質ケアも取り入れてみてください。
<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)|あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
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