「しっかり寝たはずなのに、目の下のクマが消えない」「コンシーラーを重ねても、疲れて見える」このような目元の変化に悩んでいませんか。
目の下にクマがあると、体調は悪くなくても「疲れている?」「寝不足?」と聞かれることがあります。
顔全体が暗く見え、実年齢より老けた印象になることもあるでしょう。
目の下のクマは、単なる寝不足だけでなく、血流や色素沈着、加齢によるたるみなど、複数の原因で目立つことがあります。
この記事では、目の下のクマができる理由と、疲れ顔を立て直すための生活習慣、漢方薬を使った内側からのケアについてご紹介します。
目の下のクマはなぜできる?

目の下のクマは、寝不足だけで起こるものではありません。
血流や肌の状態、年齢による変化など、さまざまな原因が関係しています。
血流が滞って青黒く見える
目元は皮膚が薄いため、皮膚の下にある血管の色が透けて見えやすい部分です。
寝不足や目の疲れ、冷えなどで血流が滞ると、目の下が青黒く見えることがあります。
これがいわゆる「青クマ」です。
スマホやパソコンを長時間見ている人は、目のまわりの筋肉を動かす機会が少なくなり、目元の疲れを感じやすくなります。
夜遅くまで画面を見続ける習慣は、目を休ませにくくするだけでなく、睡眠のリズムにも影響します。
摩擦や紫外線によって色素沈着が起こる
目の下が茶色っぽく見える「茶クマ」は、肌への刺激による色素沈着が関係している可能性があります。
クレンジングのときに強くこする、目がかゆいときに何度も触るといった習慣は、薄い目元の皮膚に負担をかけます。
また、紫外線も茶クマの原因のひとつです。
紫外線を浴びると、肌は自分を守るためにメラニンを生成。
刺激や紫外線が重なることでメラニンが蓄積すると、目の下がくすんで見えることがあります。
たるみやくぼみの影で暗く見える
年齢とともに目のまわりの筋肉や皮膚がゆるむと、目の下にふくらみやくぼみができることがあります。
これが「黒クマ」と呼ばれる状態です。
そこに光が当たると影ができ、実際に肌の色が変わっていなくても黒いクマのように見えます。
たるみや骨格による影は、睡眠を十分にとっても消えにくく、コンシーラーでも隠しにくいのが特徴です。
目の下のクマを防ぐセルフケア4選
目元だけをケアするのではなく、睡眠や血流までまとめて見直すことが大切です。
寝る前のスマホ時間を短くする
睡眠時間を確保していても、眠りが浅いと朝に疲れが残ることがあります。
まずは寝る直前までスマホを見る習慣を見直しましょう。
からだと頭を休む時間に切り替えることがポイントです。
毎日完璧にできなくても「布団の中では見ない」と決めるだけなら続けやすいでしょう。
蒸しタオルで目元をやさしく温める
目の疲れや冷えが気になるときは、蒸しタオルで目元を温める方法があります。
水でぬらして絞ったタオルを電子レンジで温め、熱すぎないことを確認してから目元に当てましょう。
温かさを感じる程度で、数分間ゆっくり休むのが目安です。
温めながら目を閉じることで、スマホやパソコンを見続けていた目を休ませる時間にもなります。
目元をこすらず紫外線対策を行う
アイメイクを落とすときは、クレンジング剤をなじませ、強くこすらずに洗い流しましょう。
目のかゆみが続く場合も、何度もこするのではなく、眼科や皮膚科で原因を確認することが大切です。
外出時は顔全体に日焼け止めを塗り、帽子やサングラスも活用します。
目元は塗り忘れやすいため、刺激の少ない日焼け止めを薄くなじませましょう。
摩擦と紫外線の両方を避けることが、茶色いクマやくすみを防ぐポイントです。
軽い運動で全身の血流を促す
座りっぱなしで過ごす時間が長い人は、全身を動かす機会を増やしましょう。
激しい運動を始める必要はありません。
昼休みに10分歩く、階段を使う、仕事の合間に肩を回すなど、無理なく続けられる方法がおすすめです。
ふくらはぎや肩まわりの筋肉を動かすと、同じ姿勢で固まりやすいからだをほぐすきっかけになります。
目元だけを強くマッサージするのではなく、全身を動かして血液の巡りを整える意識を持ちましょう。
目の下のクマには内側からの漢方ケアも
セルフケアを続けてもクマや疲れ顔が気になる場合は、体質に合わせてからだの内側を整える方法もあります。
漢方では血流や疲労、冷えに注目する
漢方では、目の下だけを見るのではなく、冷えや疲れやすさ、食欲、月経、むくみなど、全身の状態を確認します。
同じように目の下が暗く見えていても、血液の巡りが滞っている人と、体力が低下して疲れやすい人では、適した漢方薬が異なるためです。
血行不良や冷えが気になる人に用いられる漢方薬
目の下が青黒く見えるだけでなく、顔全体のくすみやしみ、月経不順などが気になる人には、桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)が用いられることがあります。
桂枝茯苓丸料加薏苡仁は、漢方でいう「血(けつ)」の巡りを整える桂枝茯苓丸に、肌の状態を整える薏苡仁を加えた漢方薬です。
比較的体力があり、のぼせる一方で足が冷える、肩こりや頭重、めまいなどがある人のしみやにきび、手足の肌荒れ、月経不順などに用いられます。
疲れや顔色の悪さが気になる人に用いられる漢方薬
疲れが抜けず、手足の冷えや食欲不振、貧血傾向などがある人には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)が用いられることがあります。
十全大補湯は、病後の体力低下や疲労倦怠、食欲不振、手足の冷え、貧血などに使われる漢方薬です。
忙しさや無理なダイエットなどで体力が落ち、休んでも元気が戻らない人に選ばれることがあります。
自分の体質に合った漢方薬を選ぶ
漢方薬は、症状の名前だけで選ぶのではなく、体質や症状の組み合わせに合わせることが大切です。
自分に合う漢方薬がわからない人には、オンライン漢方サービスの「あんしん漢方」がおすすめです。
スマホから体質や症状を相談すると、漢方薬に詳しい薬剤師が、一人ひとりに合った漢方薬を提案してくれます。
服用中の変化やほかの薬との飲み合わせについても、自宅から相談できます。
初回のお試し漢方は14日分で税込4,565円、継続する場合は30日分で税込9,394円です(それぞれ送料別)。
生活習慣を見直しながら、専門家と一緒に漢方薬を続けられるため、ひとりではケアが長続きしにくい人にも取り入れやすいでしょう。
まとめ
目の下のクマは、血流の滞りや色素沈着、年齢によるたるみなど、原因によって適したケアが異なります。
まずは寝る前のスマホを控える、目元をこすらない、食事や運動を見直すなど、できることから始めましょう。
セルフケアを続けても疲れ顔や冷え、だるさが気になる場合は、漢方薬で体質から整える方法もあります。
目元だけを隠し続けるのではなく、睡眠や血流、疲労まで見直し、明るく元気な印象を目指しましょう。
<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)|あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
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