今年もこの時期がやってきました。10月から医療機関でインフルエンザの予防接種が始まります。子供や大人にとってインフルエンザは本当に猛威です。そこで最新の流行情報を知る方法や予防接種のタイミング、インフルエンザの対策方法をご紹介します。
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うがい手洗い
病気の予防のために「うがい」「手洗い」が大切ですが、寒い季節になると風邪やインフルエンザ予防のため特に念入りにお子さんに伝えることが多いと思います。 でもまだ今の時期。日によっては日中暑さを感じることもあります。空気もまだまだ乾燥していない。でもそろそろです。例年、10月頃から医療機関ではインフルエンザの接種受付が始まるようです。
インフルエンザの流行
インフルエンザは普通の風邪と異なり、短期間に多くの人を巻き込む流行になることがあります。まだ先、と思っている今の時期に、インフルエンザが流行っているというニュースが流れてきました。
今季のインフル流行、早期化か 子どもの患者5.7倍 厚生労働省は15日、4～10日の1週間で小中高校や幼稚園、保育所から報告されたインフルエンザ患者が１３７人に上ったと発表した。昨年と同じ時期に比べ5.7倍多かった。今季はインフルの流行が例年より早く始まりそうだ。
さらに厚労省の発表資料によると、平成29年9月以降のインフルエンザについて、9月17日までの段階で、全国で早くも「休校や学年閉鎖、学級閉鎖が30」と報告されているようです。
例年よりも明らかに早い時期に流行が始まっている様子です。インフルエンザが流行するような季節感をまだ感じない今の時期。この報告数は驚きですね。
インフルエンザの予防接種とは
インフルエンザの予防接種は他の予防接種と同じように、体内に抗体を作り、その病気にかかりにくくしたり重症化を防ぐものです。日本国内では安全性の高い不活化ワクチンが使用されています。 子育て家庭の場合は特に、体調の変化に子ども自身が気づきにくいもの。どんな病気でもそうですが、体調の変化を自覚しにくく、大人に伝えにくいこともあり、高熱などの症状がはっきり出てから医療機関を受診するケースが多いようです。
インフルエンザだけでなく病気全般を防いでいきましょう
体調が低下している時、感染症もかかりやすくなります。子育て家庭では日常的な手洗いうがいをしっかり続けて病気全般を防ぐようにしましょう。 また、インフルエンザについては予防接種を受けることで感染を防いだり重症化を防ぐことが大切になります。接種を受けてから体内に抗体ができるまでには一定の期間がかかるため、接種を希望する場合は早めに受けることが必要になります。
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予防接種で抗体ができるまでの期間
インフルエンザワクチンを接種してから抗体ができて予防効果が発現するためには、およそ2週間かかると言われています。年によって異なりますが、一般的に日本では12月頃からインフルエンザの流行が始まることを考えると、12月頃までに接種を完了することが望まれます。
インフルエンザについては、予防接種は生後6カ月以上で受けることができ、接種の回数は13歳未満のお子さんの場合は2回となっています。 接種の間隔はおよそ2～4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得は良いと言われています。 そして例年の全国的な流行時期を想定すると12月頃までに接種を完了できると安心のようです。接種を希望する場合は、かかりつけの小児科に問い合わせをして、日程を予約しておきましょう。
予防接種は各家庭での判断
予防接種についてはあくまで各家庭での判断になります。 完全にウイルス感染をシャットアウトできるわけではないこともあり、有効性や身体への影響について疑問のある場合や、お子さんの体質的な問題などを充分踏まえて判断することになります。 また、接種時に発熱していたり疾患にかかっているため接種が難しいと医師が判断した場合には、受けることができません。体調が変化しやすいお子さんの場合は、調子の良い時期に早めの1回目の接種を受けておくと安心です。 同時に、周囲の大人も早めに接種します。親は自分のことを後回しにしがちですが、早めに受けておくことで、お子さんの感染リスクを減らすことにつながります。
