「我が子には本好きになってもらいたい」
そう思うパパやママは多いかもしれません。
でも、絵本の読み聞かせはするけどマンネリ気味、どんな本を子どもに選んであげればいいのかお困りになることはありませんか？
この記事ではちょっと視点を変えて、子どもと読書を楽しみたい方へ向けて、建築家安藤忠雄さんが設立に関わった「こども本の森」をご紹介します。
こども本の森について
出典：こども本の森 神戸
建築家・安藤忠雄さんは、ご自身の子どもの頃、ほとんど本を読まずに成長され、建築士の仕事を始めてから読書の大切さに気づいたそうです。
ご自身の経験から、「子どもたちには、幼い頃から本に触れる経験をもってもらいたい」との思いがあり、未来を担う子どもたちのために、こども本の森を建築されました。
各施設の特徴
現在こども本の森は、全国に3施設あり、各施設とも「事前予約制」になっています。
また、本の貸し出し自体は行っていないのですが、天気の良い日には、隣接する公園に本を持ち出して読むことができます。
絵本、童話、児童文学、小説、図鑑、芸術書など、対象年齢に縛られすぎない選書がされており、館内の棚は本の表紙が見えるように展示され、5段目までは手にとって読めるようになっています。
ではそれぞれの施設の特徴をみてみましょう。
大阪府中之島「こども本の森 中之島」
大阪出身の安藤忠雄氏が中之島公園内に建築し、2020年7月開館。
鉄筋コンクリート造り3階建ての建物で、12のテーマで選書されています。
岩手県遠野「こども本の森 遠野」
日本文学の原点とも言われる、柳田國男の「遠野物語」誕生の地に、2021年7月開館。
本館1階に13テーマで選書され、2階にギャラリー、いちの蔵にフリースペースがあります。
兵庫県神戸「こども本の森 神戸」
東遊園地内に2022年3月開館。
鉄筋コンクリート造り2階建ての建物で、15のテーマで選書されています。
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本の楽しみ方のヒントをもらう
こども本の森に実際行くのが難しい方も、そのスタイルを参考に、お子さんと読書を楽しむためのアイデアを取り入れてみましょう。
- 外での読書
たまには家の外に本を持ち出して、外の景色や空気を楽しみながら読書をするのも気分が変わっていいですよ。
- 表紙の装丁を楽しむ
こども本の森の本は、アート作品のように表紙が壁一面に展示されています。
自宅の本棚で全ては難しくても、日替わりで1冊本の表紙が見えるように置いてみましょう。
背表紙が並ぶ本棚よりも、絵本の表情が見えて楽しいかもしれません。
- 地域とのつながりを大切に
選書テーマの中には、それぞれの「地域」にちなんだ本が入っています。
子ども達に住んでいる地域に関心を持ってもらうきっかけにもなりそうですね。
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まとめ
以上、子ども本の森についてお伝えしました。
親子でゆっくり読み聞かせする時間は、何物にもかえがたい時間です。
我が子のための本選びにもぜひ参考にしてみてくださいね。
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