みなさんは子どもの時、どのような遊びにはまっていましたか?
こう尋ねられると、サッカーや野球といったスポーツを答える人もいれば、おままごとや砂遊びといった、小さい子どもでもできる遊びを思い浮かべる方もいるでしょう。
「子ども」という言葉で思い出す時期がみな違い、遊びの内容も違ってくると思います。
この記事では、エリクソンという心理学者の「発達課題」から見た、遊びから学ぶことの重要性についてご紹介したいと思います。
エリクソンって誰?
この記事のタイトルにある「エリクソン」とは、エリク・h・エリクソンという名で知られるドイツの心理学者です。
「発達段階」だけでなく、「アイデンティティ」を提唱した学者として有名な人です。
発達段階とは?
「発達段階」とはエリクソンが提唱した概念で、人生の段階を「8つ」に分けて考えるのが特徴です。
- 乳児期
- 幼児前期
- 幼児後期
- 学童期
- 青年期
- 壮年期
- 老年期
それぞれの段階で、人間が心理的に獲得すべきものが提唱されており、それをどのようにしたら達成できるかをエリクソンは考え続けた学者であるといえます。
今回はこの発達段階の中でも、「幼児期前期」についてご紹介します。
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幼児期前期の子ども
「幼児期前期」とは、18か月から3歳までの時期を指し、発達課題として「自立性 対 恥・疑惑」が挙げられています。
この時期は、遊びや人との関わりの中での体験的な活動によって、社会性や道徳心を育むとされています。
今まで周りの大人たちが自分に対してしてくれていたことも、「自分でできる!」と言うようになり、自立心が芽生える大切な時期です。
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幼児期前期の子どもの発達課題を達成する遊び
「幼児期前期」には、できるだけ多くの体験を行うと良いとされています。
例えば、家族と一緒に博物館や子ども向けの展示会に参加して、たくさんのことを体験し、考える力を身につけられるような体験を重ねていくと良いでしょう。
また「幼児期前期」は、他の人が自分と違う考えを持っていることに気づく時期でもあります。
おままごとやお医者さんごっこなど、「何かになりきり他者の気持ちを考えることができるような遊び」もおすすめです。
まとめ
「幼児期前期」の子どもは、大人が自分にしてくれたことを日頃からよく観察し、「自分でもやってみたい!」を生み出していく存在です。
危険から身を守ることを念頭に置きながら、子どもの「いろんなことに挑戦してみたい!」という気持ちを育てる時期を、大切に過ごしてくださいね。
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