子どもの行動は予測不可能です。
ちょっと目を離した隙に、「え、何で?」という物を口に入れていたりします。
この記事では、薬や電池、たばこを子どもが誤飲してしまった時の対処法、そして事故を防ぐための保管場所についてご紹介します。
薬の誤飲
小さな子どもが、薬を誤飲する事故はとても多いです。
親が口に入れている物は、「自分も食べられる、口に入れていいもの」と認識してしまうのか、目の前で薬を飲んで置いたままにしていると、必ずと言っていいほど手を伸ばします。
飲んだ薬の種類や量によっては命の危険もありますので、厳密に管理しましょう。
薬を誤飲した時の対処法
万が一、子どもが医薬品を誤飲してしまった場合は、まず冷静に現状確認してください。
- 子どもの状態
- 飲んだ薬の種類、量
これらを把握したうえで、直ちに医療機関を受診しましょう。
家庭での医薬品の保管ポイント
殆どの内服薬は、体重に応じて摂取量が決まります。
大人にとっては適切な量でも、小さい子には過剰な量なのです。
また、重い中毒症状を起こす可能性が高い医薬品(向精神薬、気管支拡張剤、血圧降下剤、血統降下剤など)の誤飲は、かなり危険です。
家庭内での保管では、ぜひ下記にご注意ください。
- 子どもの手の届かない、見えにくい場所に保管する。
- 保管する時は、鍵のかかる場所や取り出しにくい場所に入れる。
予防手段は一つではなく、複数の手段を考えることをおすすめします!
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ボタン電池の誤飲
子どものおもちゃに使用されることも多いボタン電池。
子どもの口にもあっさり入ってしまうサイズのため、注意が必要です。
ボタン電池を飲み込んだら?
もし、子どもがボタン電池を飲み込んでしまったら、すぐに医療機関を受診しましょう!
ボタン電池の誤飲には、こんな危険性があります。
- 気管を塞ぐため窒息の可能性がある。
- 粘膜などに接触すると「化学やけど」を起こすことがある。
「科学やけど」は、ボタン電池が接触した粘膜上で電気分解を起こし、強いアルカリ性の液体を発生させる症状です。
短時間で胃や食道を損傷してしまいます。
飲み込むだけでなく、鼻や耳の穴に入れてしまった場合も、「化学やけど」を起こす危険性があります。
ボタン電池の保管ポイント
ボタン電池を交換した時には、うっかりそのまま放置するのは厳禁。
必ずこのような点を認識し、厳重に保管してください。
- テーブルの上などに、ボタン電池やボタン電池を使った製品を置かない。
- 家庭内でボタン電池を使っている製品を再確認し、蓋のゆるみなどを調べる。
- おもちゃを購入する時は、電池が簡単に取り外せるものは選ばない。
- 使用済みのボタン電池はなるはやで廃棄。
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たばこの誤飲
たばこの誤飲も乳幼児にはとても多い事故の一つです。
市販のたばこ1本には、1mg~24mgのニコチンが含まれています。
ニコチンは非常に毒性が強く、幼児の致死量は、わずか10~20mgと言われています。
たばこを誤飲してしまったら?
たばこの成分のニコチンに対する治療薬は、現時点でも存在しないと言われています。
たばこを誤飲したことに気付いたら、まずこのように対処してください。
- いつ、どのくらい、どのような状態で摂取したかを確認する。
- 全力で吐き出させる。
- 吐かせる際に水分は絶対に与えない。
とにかく、飲んだたばこは吐かせるのが原則です。
また、水分を取ると胃の中の酸性度が低くなり、たばこのニコチンが溶け出しやすくなります。
吐き出して4時間以上、異常がなければ問題ありませんが、不安であれば医療機関を受診しましょう。
たばこの保管のポイント
たばこも薬やボタン電池同様、子どもの手が届かないところに保管するのがおすすめです。
先述した医薬品の保管方法と併せて、このような点も覚えておきましょう。
- 子どもの手の届く場所にたばこだけでなく、灰皿も置かない。
- 飲料用のペットボトルや缶を灰皿替わりに使用しない。
(子どもが間違えて飲む可能性もあるため)
たばこの誤飲は死に至る可能性が高い一方、喫煙する人の責任で保管に気を付けていれば、十分に防げる事故です。
まとめ
子どもは何でも気になったものを口に入れて、確認する傾向にあります。
実際、筆者の子どもも薬を誤飲して大騒ぎになった経験があります。
誤飲事故は身近な事故と、ぜひ再認識しておきましょう。
誤飲事故対策として、本記事を参考にしていただけたら幸いです。
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