子どもの検診で、身長・体重がいつも「成長曲線」の枠の上限や下限を行ったり来たり。
そんな時にふとわくのが、「成長曲線ってそもそも何だろう?」という疑問ではないでしょうか。
そこでこの記事では、乳幼児の「成長曲線」の概要や、数値を取る目的についてご紹介します!
成長曲線とは?
母子健康手帳にある乳幼児の成長曲線は、正確には「乳幼児身体発育曲線」と呼ばれるものです。
これは、厚生労働省によって男女別にとられた、乳幼児の身長と体重の統計データをもとにつくられています。
でも、成長曲線に身長、体重を記録すると、どんなことがわかるのでしょうか?
成長曲線を描くと一人一人の成長の特性が分かります。また、「肥満」や「やせ」などの栄養状態の変化、低身長、高身長などの成長異常が早期に発見できます。
VIA:福島県 成長曲線の見方
大人にも体格差があるように、子どもの成長にもそれぞれ個性があります。
成長曲線は、子どもの成長を視覚化して、その特徴をつかむためのものなのですね。
赤ちゃんを育てていると、数週間から数か月に1度のペースで、原因不明のぐずりが多い時期がやってきます。 なかなか泣き止まなかったり、夜中に何度も起きたりしてママやパパを悩ませますが、もしかしたらその原因は、赤ちゃんの成長過程「メンタルリ[…]
成長曲線の「枠」の正体
VIA:和光堂
そんな成長曲線の気になるところといえば、色のついた「枠」!あのベルト帯!
子どもの身長、体重が枠内におさまるかで、ついつい一喜一憂してしまいます。
この枠は何を意味しているのでしょうか?
実は、成長曲線には「パーセンタイル」という数値が使われているため、幅があるのだとか。
パーセンタイルとは、計測値の統計的分布の上で、小さいほうから数えて何%目の値は、どれくらいかという見方をする統計的表示法である。
VIA:厚生労働省 乳幼児身体発育調査より
つまり、同じ日に生まれた同じ性別の赤ちゃん100人を、小さい方から順番に並べた時に、何番目になるのかがわかるということです。
枠の一番上は、97パーセンタイルなので「いつも上限ギリギリ!」というお子さんは、「100人中97番目くらい」ということになります。
赤ちゃんが大人の食事に興味をもつようになると、そろそろ離乳食かな?と考えはじめますよね。 この記事では、離乳食スタートの目安と、スタート時に揃えたいおすすめグッズをご紹介します。 ぜひ参考にしてくださいね! 離乳食のスタートは[…]
枠から外れても大丈夫?
さて、この成長曲線の枠からはみ出すとはどういうことなのでしょうか。
50パーセンタイル値は中央値とも呼ばれているもので、この値より小さいものと大きいものが半数ずついることになる。また、3パーセンタイル未満のものは全体の3%、97パーセンタイルを超えるものは3%いるはずであり、両者の間には 94%のものが含まれていることになる。
VIA:厚生労働省 乳幼児身体発育調査より
100人の子どもがいたら、だいたい94人が成長曲線の枠のなかにおさまります。
逆にいうと、100人のうち6人は枠から外れるということ。
でも安心してください。成長曲線から少し外れていても、曲線のカーブにそって成長していれば問題ないことがほとんどなのだとか。
もちろん、身長や体重がなかなか増えないといった気にかかる様子があれば、かかりつけのお医者さんに相談してみましょう。
検査の必要がある場合は、すぐに済ませるのが一番です。
まとめ
以上、子どもの成長の目安になる「乳児身体発育曲線」、通称「成長曲線」についてご紹介しました。
大切なのは、成長曲線の記録を通して、その子の成長を見つめること!
身長と体重のバランスなどにも注意しながら、長い目で子どもの成長を見守っていきたいですね。
マタイク編集部【女性・ママへ】おすすめ記事
⇒オールインシャンプー「haru」は女性に優しくツヤ髪に!白髪や抜け毛の効果は?口コミは?