近年、小学校入学前の幼児期に習い事をしているというお子さんは半数を超えると言います。
そんな中、子供に何も習い事をさせていないことに不安を感じるママ・パパも多いでしょう。
しかし「何を習わせるべきかわからない!」という悩みも…。
そこで、元小学校教員である筆者が幼児期にオススメの習い事をご紹介!
選び方のポイントや「そもそも習い事しなきゃダメ?」というお悩みにもお答えします。
元小学校教員がオススメする幼児期の習い事3つ
それでは早速、オススメの習い事を3つご紹介します。
楽器
ピアノやバイオリン、ドラムなどの楽器の習い事です。
オススメする理由は大きく2つ。
▼ 脳の活性化
楽器の演奏は
- 楽譜を読む
- 右手と左手を別々に動かす
- 自分の音を聞く
これらのマルチタスクを同時にこなしていきます。
そうすることで、脳の普段使われない部分が使われて活性化されるのです。
また、脳が活性化されることでリラックス効果も期待できます。
▼ 小さな達成感の積み上げができる
少し頑張ればできるようになるという難易度のものに取り組み、できるようになる経験を積み上げていくことは、子供の心を大きく成長させます。
楽器の習い事は家庭で練習してくることが前提。
コツコツ練習し、できるようになる達成感を味わえます。
「できないという小さな挫折→練習→できるようになる→小さな達成感」というサイクルをいくつも経験することで、努力の大切さや粘り強く取り組むことを自然に身に付けていけるでしょう。
▼音楽系の習い事をする効果を解説している動画です。参考にしてみてください。
英会話
英会話をオススメするポイントも2つです。
▼ 耳を英語に慣れさせる
耳を英語に慣れさせ、英語を身近なものにするのに役立ちます。
高校の英語科教諭をしている友人いわく、英会話を習うことでペラペラと英語を話せるようになるのは難しいというのです。
しかし、幼い頃から英語を身近なものとすることで、臆することなく小学校以降の英語学習に取り組めるようになるそう。
また、リスニングには幼児期から日常的に英語を耳にしていることは非常に役立つということでした。
▼ コミュニケーション能力の育成
積極的に他者とコミュニケーションをとることが求められる習い事なので、能力育成に役立ちます。
引っ込み思案のお子さんのコミュニケーションのスキルアップも目指せるでしょう。
その際には、親子で一緒に習う教室を選ぶのがオススメです。
スイミング・体操・ダンス
これらの運動系の習い事は、基礎的な体力向上や身体の使い方を学ぶのに役立ちます。
基礎体力をつけることで、風邪に負けない身体づくり、集中力アップが期待できます。
また、同じ運動系の習い事でも、サッカーやテニスなど体の特定の部位を動かすものよりも、上記3つがオススメ。
全身を動かすので身体をバランス良く鍛えられる上に、全身の使い方を学ぶことができ、その後他の運動を始める時の基礎にもなります。
全身を動かして鍛え、身体の効果的な動かし方を学ぶことは、生涯に渡って役立つ財産になります。
▼スイミング・体操・ダンスを習うメリットについて解説している動画です。わかりやすくまとまっているので、ぜひ参考にしてみてください。
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習い事の選び方ポイント
上記の習い事がオススメですが、では我が子には何の習い事を選ぶのがベストなのか、悩むママ・パパも多いでしょう。
次は習い事を選ぶ際のポイントを2つご紹介します。
一番大事!子供の興味関心
習い事をする上で一番大切なのは、お子さんの興味関心です。
お子さんがその習い事を楽しいと思えなければ、長続きしない、続けてもあまり効果を得られないと言えます。
お子さんの気持ちを一番大切にしましょう。
とは言っても、小さなお子さんの場合やってみる前から「嫌だ」と言うケースもあると思います。
そんな時はまずやらせてみるというのもOK。
「本人が本当に嫌がっているようならすっぱり辞める」という気持ちで始め、それを予め習い事先にも伝えておくのが良いでしょう。
また、その際にはどれくらいの期間続ければその見極めができるかということも併せて相談しておくのがオススメです。
継続できるかどうか
多くの習い事は続けることに意味があるので、無理せず継続できるかどうかを吟味する必要があります。
お子さんだけでなく、ママ・パパにとっても気軽に続けられる習い事を選びましょう。
次のポイントを基に考えてみてください。
- 家から簡単に通えるか
- 金銭的に無理はないか
- 時間に余裕があるか
- 休養日がつくれるか(お子さんもママ・パパも習い事のせいで休めない、ということがないように)
いくらお子さんが好きな事でも、通うのに困難がある場合はママ・パパのストレスになりかねません。
ママ・パパがストレスを抱えてまでお子さんの習い事を優先する必要はないでしょう。
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そもそも習い事ってさせなきゃいけないの?
習い事をさせなければいけない、ということは全くありません。
2019年の学研教育総合研究所の調査によると、就学前から習い事をする子供の割合は56.8%と半数超え。
何も習い事をさせていないと、不安を感じるママ・パパもいるでしょう。
しかし、習い事をしているかどうかよりも、幼児期に親子の時間や家庭でのんびり過ごす時間がきちんととれているかということの方が重要だと、元小学校教員である筆者は考えます。
教員として在職中感じたことは、精神的に安定しているお子さんや学力の高いお子さんは、家庭で過ごす時間が長く、親子の仲が良いということ。
習い事をしないことよりも、習い事によって親子の時間や子供が家でのんびり休養する時間が減ることの方が、子供にとって悪影響です。
普段から親子の時間がきちんとあり、子供が余暇時間を持て余している場合には、習い事で視野を広げるのがオススメです。
習い事には、親子で過ごす家庭時間に勝る効果はないと考えます。
まとめ
お子さんが興味をもち、親子で無理なく通える習い事があれば、それがベストです。
「すぐに辞めてもOK」という気軽な気持ちで試してみるのも良いでしょう。
しかし、習い事を詰め込みすぎて大切な親子の時間が損なわれないように注意が必要です。
あなたとお子さんにとって、最適な習い事が見つかりますように。
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