アレルギー紫斑病はアナフィラクトイド紫斑病という病名で、その他にも別名「シェーンライン・ヘノッホ紫斑病」「血管性紫斑病」などいくつかの病名で呼ばれています。アレルギー反応がおこりその結果による血管炎と考えられています。症状としては紫斑のほか、腹痛、関節痛、腎炎をおこス病気です。3~11歳の子どもに多く発症！原因と対処法のお話。
目次
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「アレルギー性紫斑病」ってどんな病気？
via mamanoko.jp
出血しやすい、また血が止まりにくいなど、皮膚や粘膜に内出血が原因による赤紫色のあざ（紫斑）ができてしまう病気を、「紫斑病」といいます。 紫斑病の中でも、血管に問題が生じる（もろくなったり、炎症が起こったりする）など、血管の異常が原因で起こる紫斑病を血管性紫斑病といいます。 アレルギー性紫斑病という病気は、この血管性紫斑病の1つで、アレルギー反応によって血管に炎症が起こり、血管がもろくなったために生じると考えられている紫斑病で、「ヘノッホ・シェーライン紫斑病」、「IgA血管炎」という風にも呼ばれています。
主な症状
＊＊出血斑＊＊
少しもり上がった出血斑が下腿（ひざから足首まで）やお尻の左右の同じ部分に、じんましんのように発疹として現れます。 そして、それが次第に紫斑（赤色の小さな斑点・赤紫色の出血斑）になっていきます。腕や背中、顔などにも紫斑が広がる場合もあります。
＊＊関節炎＊＊
アレルギー性紫斑病を発症した約80％の人がこの症状になるようです。足首やひざなどの関節にうずくような痛みがでて、圧痛、軽い腫れがみられます。
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＊＊腹痛＊＊
約60％の人に腹痛が症状があるようです。激しい痛みで、嘔吐や下痢、血便をともなうこともあります。
＊＊腎炎＊＊
発症する人の約半数に尿の異常があり、紫斑病発症から3か月以内に出現することが多いですが、1年程経過して出ることもあります。 定期的な検尿を続けることが必要になります。また、この疾患の長期的問題の多くは腎臓病につながるので、気を付けなければいけません。
3～10歳に最も多く、男の子が多いようです。
小児ではとても多いの血管炎で、年間10万人あたり10～20人の発症するといわれています。 秋から初夏に多くの患者がありますが、夏は少なくなります。およそ50%の症例で風邪から感染し、発症まではその後1～2週のことが多いようです。 約半数の患者に腎臓病が確認され、その病名を「紫斑病性腎炎」と呼ばれます。長期的には良くなりますが、1～2%の方には腎不全が起こるとされています。
原因
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アレルギー性紫斑病の原因は不明です。 しかし感染症・薬剤・食べ物などにより、体内で抗体に対する免疫反応が起こることが原因といわれています。 IgAという抗体と関連がある疾患と考えられているので、「IgA血管炎」と呼ばれることもあります。
アレルギー性班病には特効薬がないので、紫斑が増えないように安静を保ちつつ、症状に合わせた対症療法を行います。
紫斑病に関する本
患者と家族のためのしおり (10) 再生不良性貧血特発性血小板減少性紫斑病
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患者と家族のためのしおり (10) 再生不良性貧血特発性血小板減少性紫斑病 | Amazon
￥325
20ページ程の短い本ですが、特発性血小板減少性紫斑病についての原因、 症状、治療、服薬、基本的な日常生活への注意や工夫が簡単に書かれています。
※価格・在庫有は2017年3月13日現在の情報です。
はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア (主婦の友実用No.1シリーズ)
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※価格・在庫有は2017年3月13日現在の情報です。
