新型コロナウイルス感染症が流行し始めてから3年。
今年はついに、インフルエンザが流行しはじめています。
インフルエンザに感染しているかどうかは、医療機関で検査キットを使えばわかりますが、実は受診のタイミングが重要だということを、ご存じでしょうか?
この記事では、ママ薬剤師である筆者が、「インフルエンザかも?!」と思った時の受診タイミングのポイントを解説します。
インフルエンザを疑う症状
まずは、「インフルエンザかも?」と疑っていい症状を確認しましょう。
一般的に、インフルエンザの場合には、下記のような症状が急速に現れます。
- 高熱(38℃以上)
- 悪寒
- 頭痛
- 関節痛・筋肉痛
- 全身倦怠感(だるさ)
普通の風邪は38℃以下のことが多いため、突然高熱が出たときは、インフルエンザを疑ってもよいでしょう。
ただし、人によってはインフルエンザでも微熱程度のことや、新型コロナや他の感染症でも高熱が出ることがあります。
その他、咳・鼻水・のどの痛みなどの風邪症状や、下痢・嘔吐などの胃腸症状がおこることもあります。
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「インフルエンザかも?!」と思ったら
突然高熱が出て、インフルエンザを疑ったときは、必ず医療機関を受診しましょう。
医療機関では、インフルエンザの検査キットによって感染しているかどうか調べることができます。
そしてインフルエンザの場合には、インフルエンザウイルスに対する薬が処方されます。
多くの風邪で処方される薬は、原因ウイルスをやっつける薬ではなく、症状をやわらげる対症療法の薬ですが、インフルエンザの場合はウイルスを直接やっつける薬があるので、適切に薬を服用すれば、早く症状を緩和することができるのです。
小さい子どもや高齢者では、インフルエンザから脳炎や肺炎といった合併症を起こすこともあるため、医療機関を受診することが何より大切です。
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受診するタイミング、いつがベスト?
インフルエンザのウイルスは、発症してから徐々にウイルスの量が増えていきます。
あまり早いタイミングで検査キットを使っても、ウイルスの量が少なくて、正確に結果が出ないことがあります。
検査キットで「陰性」となってしまうと、インフルエンザの薬を処方してもらえなかったり、「時間が経ってからもう一度受診してください」と言われるケースもあります。
そのため、発熱などの症状が出始めてから12時間以上経ってから受診することが大切です。
一方、インフルエンザの薬は、発症後48時間以内に服用することで効果を発揮します。
結論としては、正確な検査結果と十分な薬の効果、この両面を考慮して、発症後12~48時間の間に受診することがベストだと言えます。
※ただし、意識障害やけいれん、脱水など、症状の急変があった場合には、ためらわず受診しましょう。
まとめ
子どもの急な発熱は、一刻も早くなんとかしてあげたいと思うものですが、受診するのが早ければ良いというものでもありません。
何時ごろから発熱したか確認し、症状の急変がないかなど体調変化に注意しながら、早すぎず遅すぎず適切なタイミングで受診することが大切です。
インフルエンザはかからないのが一番ですが、もしも疑うような症状があった場合に、参考にしていただければ幸いです。
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