秋から冬にかけては、乾燥がひどくなる時期です。
子どもの肌の乾燥を放っておくと、アトピー性皮膚炎につながる可能性があります。
この記事では、アトピー性皮膚炎を防ぐため、今日からできる保湿ケアをご紹介します。
アトピー性皮膚炎の予防は保湿ケアから
アトピー性皮膚炎とは、「肌のバリア機能の低下」が主な原因となっている慢性的な皮膚炎を意味します。
よく遺伝等によるアレルギー体質が主原因と勘違いされますが、それ以前に、肌が本来の健康な状態ではなくなっているのです。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の”バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることや皮膚に炎症があることが分かっています。
出典:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
子どものアトピーの多くは、生後6ヵ月までに発症します。
新生児期の肌はとても薄く乾燥しやすいため、アトピー予防は乳幼児期からの注意が必要です。
特に乾燥が強まる冬は、ほほや腕の皮膚のバリア機能が低下しやすく、何よりも保湿が重要です。
また、アトピー性皮膚炎を放っておくとほかのアレルギーに繋がる可能性も生じます。
この連鎖をうまないためにも、発症する前に予防したり、発症しても早めに肌を安定させることが大切です。
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おすすめ保湿剤と正しい塗り方
肌のバリア機能を損ねる第一要因は、やはり乾燥です。
人が健康・快適にすごせる湿度は、40%~60%と言われていますが、冬季は室内・室外共に40%を切る日が増加します。
赤ちゃんの皮膚を守るため、室内の湿度に気を付けながら、ぜひ保湿ケアを習慣にしてください。
どんな保湿剤がいい?
全身の保湿には「モイスチャライザー」がおすすめです。
「モイスチャライザー」には肌に水分を与えて、肌を柔らかくする効果があります。
また、皮膚に膜を張るワセリンなどの「エモリエント」には、水分が逃げないように蓋をする効果があります。
かぶれやすい口回りや、おむつでこすれがちなおしりに使うと有効です。
この2タイプを塗る箇所によって使い分けたり、時にはブレンドして使うのがおすすめです。
出典:ママ&キッズ
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パラベン、エタノール、香料等は不使用、保湿力が高く赤ちゃんにも安心して使えます。
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保湿の回数とタイミングは?
保湿は1日2回以上がおすすめです。
秋冬は乾燥が強まるので、赤ちゃんの肌を触って乾燥しているようなら、様子を見ながら回数を増やしてもいいでしょう。
もちろん入浴後は保湿ケア必須です。
保湿剤の量はどのくらい?
保湿剤にもよりますが、赤ちゃんの全身に使う量は小さじ1くらいを目安にしてみましょう。
量はなるべくたっぷりを意識して。
塗ったあとにティッシュペーパーを肌につけても落ちないくらいの量、と考えるとわかりやすいかもしれません。
保湿剤の塗り方は?
一度に塗らずに、少しずつ伸ばしていきましょう。
一か所に置いて塗り広げるとムラになりがちですので、数か所に分けて、絶対にこすらず優しく伸ばすこと。
脇腹あたりの塗り忘れが多いので、きちんと全身にいきわたるように気をつけてくださいね。
まとめ
子どもの肌は乾燥知らず、と思っていても意外と敏感なものです。
しっかりと正しい方法で保湿ケアをして、しっとりもちもち、バリア機能ばっちりのお肌を維持していきましょう♪
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