目に「飛蚊症」の症状がある方もいると思います。
明るい空や白い壁を見た時にゴミのようなものがウヨウヨと浮かんでいるのが見える症状です。
目の老化が進むと症状として出てくる飛蚊症ですが、大人だけの症状ではありません。
お子さんにも出てくることがあるのです。
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飛蚊症
via ourage.jp
目に「飛蚊症」の症状がある方もいると思います。
自分にしか見えない物ですが、明るい空や白い壁を見た時に、ゴミのようなものがウヨウヨと浮かんでいるのが見える症状です。
デジタル機器の影響もあって、目の老化が進むと症状として出てきやすい「飛蚊症」ですが、飛蚊症は大人だけの症状ではありません。
お子さんにも出てくることがあるのです。
「ゴミが浮かんで見える」
子どもが飛蚊症の症状を感じると「ゴミが浮かんで見える」と教えてくれることがあります。
飛蚊症は目の硝子体という部分に起こります。
硝子体は眼球内を満たすゼリー状の物質ですが、この部分に濁りが起こると飛蚊症の症状として感じ取られることになります。
網膜に届く光を遮ってしまうことが原因です。
気になってしょうがない!
硝子体はゼリー状なので、困ったことに濁りも目の動きにあわせて移動します。
目の前をゴミが動く…飛蚊症に初めて気が付くと気になってしょうがないものです。
子どもが気になる!と言ってくると、大変なことになった、このまま目が悪くなってしまうのかも…、と心配になってしまいます。
しかし子どもが知覚する飛蚊症の多くは、生まれつきの硝子体の混濁が原因です。
そのため治療も必要ないことがほとんど。まずはお子さんから見え方の様子を聞き出して、経過観察してみましょう。
症状の進行がある場合は注意が必要
ただし、症状の進行がある場合は早めに眼科を受診する必要があります。
浮遊している物の数が明らかに増えたり、見えている物の大きさが大きくなってきた、などの変化があった場合は検査を受けておきましょう。
眼科を受診した結果、問題がないと診断されたら日常的には経過観察だけで大丈夫です。
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視力の低下も見られる場合
近年、子どもたちの視力の低下が大きな問題となっており、視力の低下で、園や学校の健診に引っ掛かることもあると思います。
単なる視力の低下だけであれば良いのですが、その他の眼病が影響していることもあります。
家族で広いところ、明るいところにお出かけした際は、少しだけ目の見え方のことをお子さんに聞いてみましょう。
子どもは何となく違和感を感じていても、それを上手に説明することが難しいものです。
片方の目で見た時にどう見える?など、それとなく聞いてみるとよいでしょう。
大人の飛蚊症は加齢が主な原因
飛蚊症は一般的に治療の必要がないものです。
このような症状を「生理的飛蚊症」と呼び、大人で発症する人も多く、珍しい症状ではありません。
大人の硝子体の濁りは加齢の影響が主な原因で、年齢や性別に関わらず発症してきます。
また、加齢のため硝子体が収縮して網膜がはがれることで飛蚊症を発症する場合があります。
このような場合は浮遊物に色がついている場合がありますので、早めに眼科で検査を受けましょう。
まとめ
お子さんの場合は、目の硝子体も新しいため網膜の収縮はほとんど起こりません。
外傷を受けた時を除いて、網膜剥離などの心配もないといえます。
近視の症状が起きている場合も、外遊びの時間をしっかり確保することで視力が改善するという世界的な研究結果も出てきています。
ただしお子さんが顔や頭にケガをした時、そのことを把握できるよう、お子さんから教えてもらう必要があります。
親が知らないうちに、目に圧を受けるようなケガを受けた可能性もあるからです。
大切な目のためにも、日ごろの家族のコミュニケーションが重要になってきますね。