家事や育児に忙しくて、なかなか本を読む時間がないと思っていませんか?
でも、短編小説=章で細かく区切られた本であれば、スキマ時間に読書ができます。
これから紹介するのは、読みやすさ重視でおすすめの4冊。
どうぞ、大切な自分だけの時間を確保して、本の世界に浸ってくださいね。
ばにらさま
via:文芸春秋BOOKS
山本文緒さんの六つの物語からなる短編小説です。
残念ながら著者の遺作となったこの小説、私たちが普段言葉にできない感情を、言葉にのせてくれます。
倹約生活を送る女性、同級生の葬儀に出た女性など、身近に感じる主人公たちが印象的です。
日常の中にある驚きの展開に、思わず「えっ!?」と声がでます。
男性と女性では感想が真逆になるかもしれない、本のタイトルにもなっている「ばにらさま」。
冴えない主人公の恋人は、白くてバニラアイスのよう。ふたりのやりとりは、絶望の中にも「温かさ」を見つけられ、その希望に胸を打たれます。
パートナーや友達と読んで、久しぶりに感想を言い合いたくなる1冊です。
アイネクライネナハトムジーク
via:幻冬舎
映画化もされたこちらの小説は、「ファースト伊坂幸太郎」の人にも読みやすい連作短編集です。
妻に出て行かれたサラリーマンや、顔も知らない相手に恋する美容師など、次々に変わる主人公たち。
彼らに頼りなさや、もどかしさを感じながらも、愛おしくなってしまう作品です。
「伏線回収」に定評のある伊坂作品ですが、人間関係がギュッと凝縮されたこの回収には胸が熱くなります。
短編ですが「順番に読む」ことがポイント!
「奇跡は、どんなところでも起こる」とワクワクすること間違いなしです。
プレゼントやお歳暮を「ネット注文」をしたことがあっても、「自分ためのお取り寄せ」は躊躇してしまうもの。 でもスキマ時間で選べるため、仕事や家事で忙しい人にオススメです。 「今日はご褒美にこれを食べよう!!」と決めれば、やる気と元[…]
青と赤のエスキース
via:PHP
「2022年本屋大賞 2位」の旬な一冊です。
読後感が最高で、涙が溢れて止まりませんでした。
メルボルンの若い画家の書いた、1枚の「絵画」(エスキース)にまつわる短編集は、少しずつ読み進めて、エピローグまで必ず読んでほしい作品です。
第3章「トマトジュースとバタフライピー」の舞台は、喫茶店。コーヒーのお供にもぴったりです。
色鮮やかな青と赤、美しい映像が、脳内に飛び込んできます。
本を読んでいるのに、映画鑑賞しているかのような作品です。
6人の嘘つきな大学生
via:KADOKAWA
ハラハラドキドキ、ミステリーがお好きな方はこちら。
「2022年本屋大賞」ノミネート作品です。
とあるIT企業の最終選考に残った「6人」。自分たちで内定に相応しい者を議論する中、ひとりひとりの「罪」が暴かれていきます。
章で区切ってあるのにもかかわらず、結局一気読みしたくなるので、寝不足には注意!
二転三転するストーリーと犯人探し、「誰が嘘をついているのか」の推理が楽しく、気持ちが高まります。
就活を経験していない私にもわかりやすく、どんどん読むスピードが上がっていくのを感じた作品です。
子育てと仕事を両立しながら働くママが増えてきた昨今、こんな悩みを抱える方も多いでしょう。 「頑張ってるのに、仕事と育児の両立がうまくできない」 「両立できるか不安で、本当に仕事を始めてもいいのかな?」 限りある時間内で育児[…]
まとめ
あなたも忙しい毎日のスキマに、「読書の時間」を取り入れて見ませんか。
無理なく読み進めれば、生活の中に彩りや刺激を与えてくれます。
皆さんが本と一緒の豊かな日々を過ごせますように!
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