2008年5月から導入された「ふるさと納税制度」。
導入から10年以上が経ち、CMで目にする機会も増えて、生活の中にも浸透してきました。
この記事では、ふるさと納税で知っておくべきチェックポイントと、子育て世代に喜ばれる返礼品をご紹介します。
返礼品も日々更新されています。
知っている人も知らない人も、今一度制度をおさらいして、賢く制度を活用してくださいね。
ふるさと納税の基礎知識
ふるさと納税は、実体としては「納税」ではなく「寄付」にあたります。
国が認めた団体への寄付が、税控除の対象となる仕組みを利用した制度で、寄付することで所得税の還付や住民税の減額を受けるのが基本です。
具体的には、納税者が応援したい自治体へ寄付をすると、「実質負担金=2,000円」で地域特産の返礼品を受け取れます。
現在では様々な専用ポータルサイトで、手軽に返礼品を選ぶことができます。
また返礼品も本来はその自治体の特産品のはずですが、制限をかけるのが難しいためか、腕時計に化粧品、ジュエリーと、もはや何でもあり。
まるで、「実質2,000円のカタログギフト」のような状況になっています。
※より詳しい基本情報を知りたい方は、下記の総務省公式サイトをご覧ください。
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注意しておきたいポイント
破格のお得さを感じるふるさと納税ですが、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
特に、控除限度額と確定申告に関する情報は重要です!
年収や家族構成で寄付上限金額がある
ふるさと納税には、納税者(寄付者)の年収と家族構成によって「控除限度額」という寄付の上限金額があります。
この上限金額を超えた寄付分は、自己負担になってしまいます。
例えば控除限度額が「30,000円」の人なら、30,000円の寄附までは自己負担は2,000円。
それ以上寄附をすると、3万円を超えた分が全額自己負担です。
この控除限度額はどこの専用ポータルサイトでも確認できますので、最初に把握しておきましょう。
税を納付している本人名義で申し込む
ふるさと納税は寄付行為によって税金が還付されたり減額される制度ですので、所得税・住民税を納付している本人名義が必要です。
また、そもそも所得税や住民税の納税がない人は、ふるさと納税制度の適用対象外です。
その年の家族構成と収入から所得税・住民税が非課税になる可能性がある場合、ふるさと納税の利用は控えることをおすすめします。
翌年の控除を受けるには、当年の12月31日までに寄付を済ませる
所得税・住民税は、毎年1月から12月までの収入等によって翌年4月からの税額が決まります。
ふるさと納税もこの期間で年間の寄付額が決定し、翌年春の確定申告のタイミングで税金の控除額が決定します。
ありがちなのが、「控除限度額が余ってる!」と慌ただしい年末にバタバタ寄付をして、決済が翌年にずれ込むケース。
限度額はできるだけ12月中旬までには使い切っておきましょう。
基本的には確定申告が必要
払った税金の一部が還付されたり減額されるには、基本的に確定申告が必要です。
給与所得者で、本来は企業の年末調整だけで済んでいる人も、別途申告が必要になります。
確定申告不要のワンストップ特例制度には条件がある
ふるさと納税には、上記の確定申告が不要になる「ワンストップ特例制度」というものがあります。
とても便利な制度ですが、適用には条件があります。
- 確定申告が不要な給与所得者等が対象
- ふるさと納税を行う自治体の数が5団体以内である場合
自営業や無職の方、6団体以上でふるさと納税した人は利用できませんのでご注意ください。
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子育て世代に選ばれる返礼品
いくつかの注意点を把握できたら、自分が応援したい自治体を決めて、欲しい返礼品を探してみましょう。
ここからは特に子育て世代の皆さんに人気がある返礼品の情報です。
かさばる日用品
子供を連れてのお買い物では、かさばる大きな物を持つのが大変ですよね。
また昨今は物価も上昇し、「日常的に使うものを節約したい!」というご家庭も多いと思います。
そんな日用品の中で子育て中の方に人気なのが、「紙おむつ」「おしりふき」「トイレットペーパー」「ティッシュペーパー」などです。
大きな段ボール箱で届きますので、届く返礼品を保存するスペースは確保しておきましょう。
日常的な食料品
日持ちして日常的に消費する食材も、子育て世代には喜ばれます。
「お米」や「小分けの冷凍豚肉」「定番の冷凍食品」など。
特にお米は重くてかさばる日常の必需品。特産品の返礼品の中でも特に人気があります。
大き目のベビー用品
人気ブランドの「ベビーカー」「ベビーベッド」などの返礼品もあります。
初めての出産でベビー用品をこれから揃えようというご家庭には嬉しいですね。
ただし、中には10万円前後の高額商品もありますので、控除限度額にはご注意を。
ベビー用品ではありませんが、出産祝いのお返しを返礼品から探す方もいるようです。
手づくり出来るもの(番外編)
普段使う調味料を手づくり出来る材料のセットも人気です。
代表的なのは、「味噌」「醤油」など。
大豆、麹、塩など地域のこだわりの素材で、調味料を手作りできます。
子どもと一緒に作る体験ができ、一緒に食べられるので、「届いてから2度美味しい」返礼品です。
※時期によっては手に入らない場合もあります。
まとめ
今回は、ふるさと納税のチェックポイントと、子育て世代に喜ばれる返礼品をご紹介しました。
ふるさと納税は税金の還付や控除を受ける制度ですので、納税するタイミングではただの寄付(買物)です。
ただ、家庭の必需品や育児アイテムを入手しながら、翌年のリターンを待つのも楽しいものです。
ふるさと納税の返礼品を賢く活用して、日々の生活を豊かにしていきましょう。
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