プラスチック製品のゴミ問題!環境汚染で世界の食塩が危機に?

プラスチック製品のゴミ問題!環境汚染で世界の食塩が危機に?

世界の食塩の9割がマイクロプラスチックという微細プラに汚染されている可能性が指摘されています。プラスチック片による環境汚染の問題は以前か洗指摘されていて人間の体内にも年間数千個ものプラスチック片が入ってきているというのです。

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マイクロプラスチックの環境問題

世界の海には多くのゴミが流れています。これらのゴミは目に見える大きさのものだけでなく、マイクロプラスチックという微小なプラスチック片もあるのです。 マイクロプラスチックは、プラスチックごみが土壌や海洋に流れて壊れ、大きさ5ミリ以下になったものを指します。プラスチック汚染は深刻で、魚への影響が大きいと言われてきましたが、最近になって世界の食塩への汚染が指摘されているのです。

世界の食塩の9割

世界で食卓塩の39銘柄について調査したところ、マイクロプラスチックが発見されなかったのはわずか3銘柄。9割の製品からマイクロプラスチックが検出されたといいます。
世界で販売されている食塩の90%以上にプラスチックが含まれており、汚染レベルが最も高いのは海水から作られた食塩だった。しかし、岩塩からもマイクロプラスチックが発見されたという。
食塩を製造するときは、海水を蒸発させて結晶化させたり、濃縮させた海水をプラス極とマイナス極で分離させて精製する方法で作られます。 見つかったプラスチック成分の大半は、顕微鏡でしか見えない大きさのものですが、伝統的な天日製塩で塩が作られている東南アジアの地域では特に含有量が多かったとのことです。

岩塩なら大丈夫?

この調査は天日で製塩された製品だけでなく、岩塩も含まれています。39製品のうち、海塩は28、岩塩は9、湖塩は2という内容です。 岩塩の採取地によっては海水が濃縮された結晶から精製されているため、プラスチックの影響が起きていると考えられています。 世界中の食塩でこのような結果だったのは驚きですよね。

日本の環境は

アメリカの化学会誌によると、世界中で年間800万トンのプラスチック製品のゴミが海洋に流出していると推測されています。 海水や魚、貝にマイクロプラスチックが混入していれば、人間の体内にも入ってきます。人体への影響は今の段階では不明とされていますが、何十年も小さなプラスチックが体内に入ってくるため不安になります。 世界で報じられているこのような情報ですが、日本も例外ではありません。
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東京湾のカタクチイワシの8割に、マイクロプラスチックが含まれている。 ・日本近海のマイクロプラスチックは世界平均の27倍。
・日本の1人あたりのプラスチック包装の廃棄量は、アメリカに次いで世界第2位。
想像通り、日本近海もこのようになっています。プラスチック製品は便利で利用しやすい製品が多いのですが、気付かない間にゴミとして影響しているのです。
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企業によるプラスチック対策

企業のプラスチック対策も進められています。有名な話ではアメリカのコーヒーチェーン大手「スターバックス」で、プラスチックストローを廃止し代替製品を導入予定にしています。 日本法人での導入は2020年の予定ですが、本社があるシアトルなどの店舗では今年中に導入開始の予定です。

まとめ

石油から製造されているプラスチック。NHKの報道番組でもマイクロプラスチックの汚染について放送されていました。 食品については注意する方法が分からない段階ですが、日ごろからゴミの分別など、できることを続けていきたいですね。
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