『切迫早産』をご存じですか?
早産とは、妊娠22週0日から36週6日までに出産すること。
『切迫早産』は、妊娠22週以降、早産になる危険性が高くなっている状態を意味します。
この記事では、筆者が2人目の妊娠時に経験した、72日間の『切迫早産』の入院生活についてお伝えします。
同じ状況で不安を抱える方のお役に立てば何よりです。
27週からの入院生活
24週の妊婦健診で、「子宮頸管の長さがやや短い」と言われ、休職して自宅療養が始まりました。
そして27週の検診でその長さが2cmを切ったため、周産期母子医療センターの認定を受けた病院へ入院することになりました。
その日の朝、当時1歳7ヶ月の息子を保育園に預け、そのまま入院です。
夕方、病室に来た息子はまだ何もわからない様子でした。
この先どうなってしまうのか不安でした。
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病院の長い1日
入院中は、お腹が張らないように24時間の点滴をしていました。
お腹の張りの頻度を確認するため、通称「モニター」と呼ばれる計測機をお腹に装着し、約40分間、1日2回測定します。
張りの回数が多いとその日のシャワーが禁止され、モニターの回数がもう1回追加です。
毎日膣洗浄があり、診察室に行き膣内の洗浄と投薬をします。
そのような毎日の治療がありますが、基本はベッドの上で過ごし、とにかく動きません。
病室を出ての移動は車いすです。
時間が空いているときは、小説や漫画を読んでいました。
でも、小説も1日あれば読み終わってしまいます。
胎動を感じて、少し安心します。
入院中に季節が変わっていました。
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家族に起きたこと
息子は週に何度か面会に来てくれていたのですが、一見、普段と変わらない様子です。
しかし実は、帰っても家には入りたがらず、自宅にクルマが着いた途端泣きわめく日が増えていき、夜泣きもひどくなっていきました。
入院から1ヶ月程経つと、面会に来るたびに、夫の表情がなくなっていきました。
息子が相当不安定だったのでしょう。
夫と息子は義実家にしばらく居候することになりました。
37週目で退院、翌週出産
治療のおかげで、総合病院で受け入れ可能な週数になり、転院しました。
そして無事生産期に入り、37週目に退院。
38週目に娘を出産しました。
入院から退院まで10週以上。
その間、夫と息子の様子を知りながらも何もできず、大変な思いをさせてしまいました。
娘の命は、家族で頑張って生まれた命になりました。
まとめ
妊娠・出産は楽しみと不安の隣合わせです。
『切迫早産』の原因は子宮内感染が8割近くを占めると言われ、体力の維持、無理のない毎日を送ることが一番の予防になります。
また『切迫早産』になっても、多くの場合は自宅療養と通院で対処できます。
ただ筆者のように長期の入院を余儀なくされるケースもあり、心のどこかに記憶していただくといいかもしれません。
少しの予備知識が不安解消に繋がればいいなと願っています。
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