お子さんがだんだん大きくなり始めると、少しずつ寝る時間も変わってきて、寝付きが悪くなることもありますよね。
「昼寝をいっぱいしてしまったからあんまり寝ないかも…」「遊びに夢中でなかなか寝ようとしてくれない」など、ママパパも困った経験をおもちではないでしょうか。
そこで、今回はお子さんと寝る前に読むことで「おやすみなさい」の準備ができる本を、3冊厳選してご紹介します。
筆者の保育園での勤務経験も踏まえて、おすすめのポイントもお知らせしていますので、参考にしてみてくださいね。
「おやすみなさい」の準備のために
筆者は保育園にて、0歳~6歳までのお子さんの寝かしつけの経験があり、その際に園にて行っていた「おやすみなさい」の準備がいくつかありました。
- 寝る間には必ず「トイレに行く」
- 布団に入る前に「絵本を読む」
- 部屋を暗くして「静かに横になる」
- 寝られなくても「身体を休ませる」
入眠の準備は、子供たちにとっては身体で覚える「ルール」だと筆者は考えています。
トイレに行き、絵本を読み、静かに横になり、暗い部屋で静かに身体を休ませることで、子供たちは「寝られない」と思っていても、いつの間にかぐっすり寝て夢の中に入っています。
寝るためのルーティーンを決めておくと、大きくなった後も自分から「眠いときは寝る」「寝られなくても横になって休む」ということを覚えていきます。
寝る子は育つ、とよく言いますが、子供には睡眠が何より大事なのではないかと筆者は思っています。
そんなお子さんの「すこやかな成長」にぴったりな絵本を、ご紹介していきます。
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やさしく、ゆっくり、しかけ絵本でおやすみなさい
ねてるこ だあれ?
- まつお りかこ 著
- 対象年齢 :0歳~3歳
筆者が保育園にて小さい子向けに読んでいたのは、こちらの「ねてるこ だあれ?」というしかけ絵本です。
やわらかで色合いのやさしいイラストで描かれた「どうぶつさん」たちがたくさん登場する、「めくり絵本」。
かぶっているおふとんをそっとめくると、中でぐっすり寝ている「どうぶつさん」たちをこっそりのぞき見ることができます。
ねこさんやうさぎさんなど、子供たちが大好きな動物たちが寝ている姿も可愛いですし、めくった布団をまたかけ直すこともできます。
筆者は保育園にて、子供たちにお気に入りの動物さんに「ねんね」をさせるルーティンを決めていました。
ねこちゃんが好きな子は、ねこちゃんのおふとんをかけ直してから「ねんね」、クマさんが好きな子はおふとんの上から「よしよし」、など、子供たちの優しい面も見られて、ほっこりする就寝前タイムになりました。
読み終わると、「どうぶつさんたちもねんねしたから、みんなもねんねしようね」と呼びかけていたのですが、しばらく続けていると子供たちの方から「ねんねだよね」とおふとんに行ってくれるようになったので、保育者としても寝かしつけタイムが楽になりました。
「おやすみなさい」の準備にぴったりの絵本です。
まだまだ遊びたい! やんちゃな子に
ノンタンおやすみなさい
- キヨノ サチコ 著
- 対象年齢 :3歳~4歳
以前にも筆者が取り上げたたことのある、キヨノサチコさんのノンタンシリーズ、こちらの本は「おやすみなさい」がテーマになっています。
ノンタンはもともとやんちゃで、ちょっとドジな面もある猫のおとこのこ。
この本でも「まだねむたくない」「遊びたいよ~」と、夜なのにお友達の家に行って、遊びに誘います。
ですが、お友達はみんなベッドの中でぐっすり、起きていたふくろうくんを誘っておにごっこをするのですが、泥だらけになって…というお話。
筆者は保育園にてこちらの本を3~4歳の子たちに向けて読んでいたのですが、この年齢の子たちは体力がついて、遊びへの欲求も強く、とにかく「寝ない」んです。
その感じがまさにノンタンそのもので、やんちゃな子たちに向けてこの本を読むと、「やっぱり寝ようかな…」といった感じでいそいそとお布団に行ってくれました。
実際に、筆者の息子にもこの絵本を実践したところ、同じく遊ぶのを諦めて寝る準備をするようになってくれたので、効果は抜群だったな、と思っています。
ノンタンのお友達の寝方もかわいくて、純粋な絵本としても楽しめる一冊です。
寝るのはこわくないんだよ
こわくなったら、やってみて!
- オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ 著
- 対象年齢 :5歳~
垣内 磯子 さんが翻訳したこちらの絵本は、「ガストンのきぶんをととのえるえほん」シリーズの中の一冊です。
子供たちの気分を整えるための「呼吸のしかた」を教えてくれるのが主な目的となっていて、ユニコーンのキャラクター「ガストン」といっしょに元気や勇気を与えてくれる絵本です。
こちらの「こわくなったら」の本では、ガストンは夜になっても寝たくない、としょんぼりしていて、くらやみがこわくてブルブルふるえています。
そんなこわがりさんに、「こわさをやっつける いきのしかた」で「ゆうきのでるよろい」を作ってみよう、と促してくれます。
筆者の息子は小学校入学前くらいから暗闇を怖がり始め、トイレに行くときも「暗い廊下がこわいからついてきて」、寝る前も「もっと明るくして寝たい」と言うようになりました。
大きくなるにつれて、怖いものが増えてくる子もいて、特に暗い場所はみんな苦手意識があるようで、そういった気分を変えるための手助けになれば、とこの本を導入しました。
この本は子供向けの絵本ではありますが、大人もできる呼吸法が書かれていて、息子といっしょになって何度か実践してみましたが、筆者自身も「みえないかっこいいよろい」を着たような気分になりました。
自律神経が乱れがちの人は、呼吸も浅くなると一般的に言われていますが、このガストンの呼吸法を身につけることで心がリラックスでき、入眠前の気持ちの「安らぎ」を得られるのではないか、と筆者は思います。
親子でいっしょに、ぴかぴかでかっこいい「よろい」を身につけてみませんか?
「子供連れで家族でおでかけ!」と言う時に、まっさきに頭に浮かぶのが動物園や水族館。 生き物にふれることは知育の面でもよいとされています。 子供も喜びますから、「積極的に連れて行きたい」というママパパも多いのではないのでしょうか。[…]
まとめ
子供たちの発育に欠かせない「睡眠」を促す絵本を、今回取り上げてみました。
ぐっすり寝ることでお子さん自身も安定しますし、ママパパも少しは自分の時間ができることで、ちょっとホッとできそうですよね。
親子にとって大切な「おやすみなさい」タイム、おすすめ絵本でゆったりした時間を過ごしてみてくださいね。
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