育児において「ほめること」はとても重要。「ほめて育てたい」と思っている親は多いものでしょう。
では、どのようにほめるのが効果的なのか。子供のほめ方について考えていきましょう。
目次
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「すごいね」ではなく「よく頑張ったね」とほめる。
「プロセス」をほめると「挑戦する力」を育める。
子どもに感心したときの親のほめ言葉は3種類に分けられるそうです。 例えば、走りが速かった場合、
①「いい走りだったね!」(努力や計画、行動に焦点を当てたほめ言葉) ②「足が速いんだね!」(生まれ持った能力に焦点を当てたほめ言葉) ③「すごい!」「へー!!」(上記以外の励ましの言葉)
では、子どもの学ぶ力、挑戦する力を育むのに一番良い言葉は? 答えは①です!ほめる時は「プロセス」をほめると良いそうです。
親のほめ言葉で「根気」が身につく
なぜ??
学生のとき、難題に直面したときにあきらめる人と、スキルは同等なのに粘り強く学ぼうとする人がいるのだろう…?? 両者の”差”は「できない理由の捉え方」でした。
学生のとき、難題に直面したときにあきらめる人と、スキルは同等なのに粘り強く学ぼうとする人がいるのだろう…?? 両者の”差”は「できない理由の捉え方」でした。
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子育てママ・パパが子供に言ってはいけない言葉かけとは?【10選】「硬直マインドセット」と「成長マインドセット」
子どもはこの2つのタイプに分類されます。 〇「硬直マインドセット」
成功は生まれつきの才能や頭の良さの結果だと信じる子 〇「成長マインドセット」
成功は一生懸命頑張った結果だと信じる子 要注目!4歳までに「考え方の型」ができてしまう!
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☆挑戦を避ける「硬直マインドセット」
失敗すると追いつめられたように感じてしまいます。 自分にはそれほどの才能や頭の良さがないと考え、できない子だと思われるのを恐れて、挑戦することを避けます。 ☆このタイプに導くほめ方は?「才能・人格」をほめる
☆努力を好む「成長マインドセット」
勉強すればするほど、賢くなれると考えます。 たとえ天才でも頑張る必要があると考え、挫折したときは、もっと時間と努力を積み重ねることで乗り越えられると信じています。 できる子だと思われるよりも学ぶこと自体に価値を置き、困難な課題にも粘り強く取り組みます。 ☆このタイプに導くほめ方は?「プロセス」をほめる
子どもの「意欲」を上げる言葉って?
スタンフォード大学のキャロル・デュエック教授が小学5年生の子どもを集めて無作為に2つのグループに分けIQテストに取り組みました。 1番目のグループには「とてもいいスコアね。あなたは頭がいいのね」と伝え 2番目のグループには「とてもいいスコアね。頑張って取り組んだのね」と伝えます その後、子どもたちにテストを続けたところ、努力をほめられた子どもは、選択肢を与えられると、難しいテストに挑戦したがる傾向がありました。 頭の良さをほめたれた子どもは、簡単なテストを選びたがり、問題が難しくなると自信を失い、スコアを自分で計算させると点数を水増しする傾向が見られました。
成長マインドセットを植え付ける「2つの方法」
【これを減らす】努力をほめる
【幼児】 「いい走りだったね!」
「頑張ったね」
「お口を閉じてくれてありがとう」
「上手に絵を描いたね」 【小学生以上】 「よく頑張りました!」
「きみには簡単かな。もっと難しいのをやってみよう」
「その問題に対する取り組み方がいいね」
「頑張ったね」
「お口を閉じてくれてありがとう」
「上手に絵を描いたね」 【小学生以上】 「よく頑張りました!」
「きみには簡単かな。もっと難しいのをやってみよう」
「その問題に対する取り組み方がいいね」
【これを減らす】才能をほめる
【幼児】 「足が速いんだね」
「頭がいいんだね」
「いい子だね」
「さすがお兄ちゃんだね」
「絵の才能があるね」 【小学生以上】 「すごく頭がいいね」
「これの才能があるね」
「すごい!勉強しないでAの成績を取ったね」
「頭がいいんだね」
「いい子だね」
「さすがお兄ちゃんだね」
「絵の才能があるね」 【小学生以上】 「すごく頭がいいね」
「これの才能があるね」
「すごい!勉強しないでAの成績を取ったね」
その他、上記のどちらにもあてはまらないほめ言葉「すごい!」「やったね!」などはマインドセットに影響するデータはないが、励みにはなります。
■脳のトレーニングをさせる
「脳は筋肉と同じで、使えば使うほど鍛えられる」と子どもに教えましょう。脳をトレーニングするには「技能を練習する」こと、そして「新しいことを学ぶ」ことが有効です。
脳の改造は何歳になっても手遅れではありません!!
硬直マインドセットを持った中学生と大学生も、この事実を教わって成績が上がったという事例があります。 あーーー。4歳過ぎちゃってるし…とがっかりしたお母さん、お父さん。 まだまだ大丈夫!!子どもに対するほめ言葉をちょっと変えるだけで子どもは大きく変わっていくかもしれませんよ。楽しみですね~。
via amzn.to