おもちゃに絵本、テレビのリモコンなど、子どもに投げられたり壊される物って多いですよね。”物を投げる・壊す”という行動は、子どもの感情表現でもありますが、どのように対処していったら良いのでしょう。
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破る・投げる!
おもちゃに絵本、テレビのリモコンなど、子どもに投げられたり壊される物って多いですよね。二歳児前後の場合は「イヤイヤ期が来たのかも…」と納得感がありますが、投げられたり破られたり。本当に困りますよね。 ”物を投げる・壊す”という行動は、子どもの感情表現でもあります。こういう行動をあまりしないお子さんもいれば、同じ兄弟でも「この子はよく投げる!」という場合もあります。 園でも物を投げている?お友達に当たったり、物を壊してしまったらどうしよう。このような場合はどのように対処していったら良いのでしょう。
ついつい「やめなさい!」「投げないよ!」と言ってしまいがち
気が付くと”ポーン”と投げられる家の中の物。注意しなくてはと思って、ついつい「やめなさい」「投げないよ」と言ってしまいがちです。時には親もたまりかねて、「なんで〇〇するの!」と怒ってしまうときもあります。 でも、「なんで!」と言われても、理由を説明するのは難しい時期です。伝え方を工夫してみましょう。
肯定文で伝えてみる
よく投げている、何度も繰り返して止めてくれない、という時もグッと我慢です。お子さんの脳に伝わりやすい言い方は、「箱に入れようね」「お母さんに渡してね」という肯定文です。 「投げないで」といった「~ない」という否定文では、脳には最初に「投げる」という動詞が伝わります。小さなお子さんには肯定文で、「片付けよう」「置こうね」という方が頭に入りやすいのです。
正しい扱い方を見せてあげる
幼少期のお子さんは自分の気持ちや希望を上手く説明できません。もしかしたら理由が別にあって投げたり破ったりしているのかもしれません。
このおもちゃはもう遊んだ。→いらない。
絵本のこのページ、好きじゃない→破る。
今から遊ぶ場所を広く取りたい。→本やおもちゃがジャマだよ。
絵本のこのページ、好きじゃない→破る。
今から遊ぶ場所を広く取りたい。→本やおもちゃがジャマだよ。
大人が気づかない気持ちがあるのかもしれないので、念のため、「もう使わない?」「ここに片づけよう」など、短い言葉で伝えて片づけてあげましょう。
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▼乳児期前後の小さなお子さんの場合
絵本や物を投げるのは、「物を手渡す」「手に持って移動させる」「置く」などの動作が発達していく前の段階だと言われています。 そのため、目の前で正しい扱い方を見せてあげるのが、伝わりやすい方法です。
絵本はお気に入りの物、厚地の絵本を
投げてしまうだけでなく、絵本を破ってしまう場合もありますね。対策としては
破れやすい絵本を置かない
お気に入りの絵本のみ置いて様子を見る
室内のおもちゃや絵本を減らしてみる
お気に入りの絵本のみ置いて様子を見る
室内のおもちゃや絵本を減らしてみる
という方法です。そうする事で、
厚地の絵本→破られる可能性が低くなります。
お気に入りの絵本→破る行動が減るかもしれません。
絵本やおもちゃが減る→室内がスッキリして気分が変わるかもしれません。
お気に入りの絵本→破る行動が減るかもしれません。
絵本やおもちゃが減る→室内がスッキリして気分が変わるかもしれません。
困った行動は、室内の雰囲気が変われば無くなる可能性もあります。例えば、好きなテレビ番組の写真絵本などを用意してあげることで、嬉しくて本を大切にしはじめる可能性もあります。
厚地の絵本
via amzn.to
via amzn.to
▼tupera tuperaさんはNHK教育「おかあさんといっしょ」の歌「ひみつのパレード」のアニメーションを担当されています。
▼収録曲アルバム
via amzn.to
家の中には新聞や家計簿、ノートもある!「破らない」ことを教えるには
それでも破られると困るものが家の中にはいろいろとあります。新聞や家計簿、配布されたプリントなど、本当に困りますよね。 破らない事を教える方法として、写真を使う方法があります。大切に扱うことを学ぶために、家族みんなの写真を印刷してみましょう。 フラットファイルに入れたりノートに貼って、お子さん専用のアルバムにします。アルバムを指さしながら、ここに行ったね、これを食べたね、と話をしてみましょう。 専用アルバムは、絵本やおもちゃと同じ場所に置くようにします。アルバムの写真も少しづつ増やしてあげましょう。
まとめ
物が壊れたり、破られたり。小言も言いたくなりますが、いろいろ工夫してみましょう。 そして、お子さんが”散らかしたい!”雰囲気の時には、不要になった新聞紙を一緒にちぎって、室内を思い切り散らかしてみませんか。