トイレトレーニングは、幼児期の育児の中でも最難関のひとつかもしれません。
1日に何度も子供をトイレに誘い、汚れ物の洗濯、濡れた床の掃除と、やることがたくさん。
その上、トイトレの時期はイヤイヤ期にも当たり、子供自身なかなか難しい時でもあります。
そんなトイトレをする上で、親が気を付けたい点とはなんでしょう?
本記事では、トイトレ成功を目指すママ・パパに向けて、最も大切な心の準備についてお伝えします。
顔にはスマイル、心にはゆとり、それが我が子のトイトレ成功への近道です。
トイトレ中に一番大切なこと
お子さんのトイトレで一番大切なことは、実は細かい手法ではありません。
ママ・パパが大らかな気持ちでトイトレに向き合うことです。
子供は親のイライラを敏感に察知します。
トイトレ中にそのイライラを察知すると、トイレやパンツにマイナスのイメージを抱いてしまい、トイレに行くことやパンツを履くことを嫌がるようになります。
これがトイトレが長引く大きな原因のひとつです。
ママ・パパがイライラせず、ゆったりとした気持ちでお子さんのトイトレに向き合うことが、トイトレで親ができる最も大切なことなのです。
しかしそうは言っても、「イライラしない」は難しいものです。
1日に何度も汚れ物を洗い、床を拭き、それでもトイレに行きたくないと駄々をこねられ…トイトレ中はイライラしてしまうことだらけ。
そこでこの後は、ママ・パパが大らかな気持ちでトイトレに向き合えるための法則を2つご紹介します。
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イライラしないために ①環境を整える
まずは、環境を整えることが大切です。
環境を整えず成り行きでトイトレを始めてしまうと、子供が失敗をする度に、ママ・パパがしなければいけないことが増えます。
いちいちしなければならないことが増え続けると、イライラも増えてしまいますよね。
そこで、トイトレスタート前に環境をきちんと整え、ママ・パパの作業負担が減るよう準備しておきましょう。
用具の準備=補助便座?おまる?
環境づくりの最初の準備は用具、つまり、便器の準備です。
トイトレ用の便器は、補助便座とおまるが一般的ですが、オススメは補助便座。
おまるは排泄の度に洗わなければならず、ママ・パパの負担になります。
作業はなるべく少なくするようにしましょう。
もちろん、おまるの方がスムーズに進むケースもあります。
保育園などでお子さんがおまるに慣れていて、補助便座を嫌がるような場合です。
補助便座で失敗したお子さんの苛立ちが、ママ・パパの精神的な負担になっては大変。
どちらかで迷った際は、親の手数軽減のため、何を用意すれば楽か、自分にとっての「楽」は何かを考えてみてください。
ちなみに、補助便座を使う場合は併せて踏み台も用意すると、お子さんを抱っこしなくて済むので、負担減になります。
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アンパンマン好きのお子さんならこの補助便座がオススメ!
簡単な構造で掃除も楽ちんです。
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踏み台は子供が自分でトイレに座れるだけの高さがあれば十分。
便器に沿う形でなくても大丈夫です。
トイレ内の準備:敷物は外す
トイレのカーペットやラグは。トイトレの期間だけでも外しておきましょう。
汚れた場合に洗うのがとても大変だからです。
特にトイトレを始めたばかりの時期は、1日に何度も服や床を汚します。
この期間だけでも敷物は外し、作業負担を減らしてください。
どうしても何か敷きたい場合は、ジョイントマットがオススメ!
汚れた部分だけを取り外し、予備やあまり使わない端の部分と交換することができます。
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30cm四方で厚みのあるジョイントマットです。
お掃除、カッティングともにとても簡単で、子どもが転んでも衝撃がありません。
ご褒美の準備:「トイトレがんばり表」は要る?
お子さんがトイレに行くのが楽しみになるよう、トイレに「がんばり表」やカレンダーを用意し、トイレに来たり排泄に成功したらシールを貼るという方法があります。
筆者はこれはあまりオススメしません。その理由は…
- シールや表の用意が手間
- 成功した時にしかシールを貼れない
シールがなくなったり表がいっぱいになれば、補充しなければならず、それが手間になります。
また、シールを貼れる喜びはお子さんのやる気につながりますが、逆にシールを貼る条件を満たせなかった時に、駄々をこねたり癇癪を起したりする可能性が。
それなら最初から使用しない方が良いかもしれません。
「トイレでできると気持ちがいいね」「おしっこが出る前におしえてくれたら嬉しいな」と、ご褒美は言葉で褒めたり励ましたりするだけで十分です。
ちなみに、子供がトイレに良いイメージを持つためには、がんばり表以外にも、お気に入りのキャラクターで壁面やトイレの蓋を飾るという方法もありますよ。
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イライラしないために ②トイレットラーニングと捉える
トイレトレーニングではなく、「トイレットラーニング」という考え方があるのをご存じですか?
モンテッソーリ教育では、子供自身がトイレを学ぶという意味で、「トレーニング」ではなく「ラーニング」という言葉を使います。
トイレットラーニングの第一歩は、トイレで排泄することではなく、パンツにお漏らしすること!
お漏らしすると気持ちが悪い、トイレでできると気持ちが良いということを、子供自身が体験から学んで気づくことが、トイレットラーニングです。
ママ・パパが「ラーニング」と考えられれば、お漏らしの度に「今学んでいるな…」と、イライラせずに失敗を肯定的に捉えられるでしょう。
▼「モンテッソーリのせいかつえほん トイレでできた」
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- 作:北川 真理子 絵:森 哲
- 出版:日本能率協会マネジメントセンター
トイレットラーニングの考え方がよくわかる絵本です。
子供向けですが、ママ・パパにこそ一読をオススメしたい一冊!
まとめ
トイトレはイヤイヤ期とも重なり、どの親子にとっても大変な学びになってしまいます。
イライラしてしまうのも無理のないこと。
しかし、大らかな気持ちでトイトレに向き合うことができれば、この時期を早く乗り越えられるかもしれません。
あなたとお子さんが、少しでも楽にトイトレを乗り越えられますように。
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