空気の乾燥が気になる秋は、過ごしやすい反面、肌がカサカサしたり喉が痛くなったり、ちょっとネガティブな要素が多い季節。
でもそのおかげで、実は干し野菜づくりに最適な季節なんです。
冷蔵庫に眠っている野菜があったら、干し野菜づくりにチャレンジしてみませんか?
美味しくて栄養たっぷりの干し野菜の作り方を解説します!
干し野菜の3大メリット
干し野菜にはどんなメリットがあるのでしょうか?
見逃せない3つのメリットをご紹介しましょう。
うま味と甘味を凝縮&栄養価もアップ!
干すことで水分が抜けてカサは減りますが、野菜の美味しさと栄養価がグッと増します。
また特に天日干しにすることで高まる栄養素もあります。
- 乾燥することで高まる栄養素
食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンD
ただし、水溶性の栄養素(ビタミンC、カリウムなど)は、乾燥(特に天日干し)で減少します。
他の食材で補ったり、日光を使わない市販のフリーズドライの野菜を使うことで解消しましょう。
保存性が高まる
大量買いしてしまった野菜も、干し野菜にすると長い間保存しておくことができます。
かさが減って軽くなるので保存スペースもとりません。
経済的&簡単
基本的に皮ごと干すので、作るのも楽ちん&無駄がありません。
もちろん旬の安価な野菜をまとめ買いすればおトクです。
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セミドライとフルドライの違いは?
家庭で作れる干し野菜には、乾燥する時間によって2種類があります。
それぞれの特性を見てみましょう。
セミドライ
水分が残る程度に、半日から一日ほど干したもの。
フレッシュな野菜と同様に使いやすく、うま味や栄養価もちゃんとアップしています。
スープや煮物におすすめで、長期保存したい場合は冷凍保存します。
■適した野菜:トマト・なす・玉ねぎ・きゅうり・小松菜・かぼちゃ・人参・大根・パプリカ・きゃべつ・レンコンなど
フルドライ
しっかりと乾燥するまで干したもの。
水分が抜けているので長期保存におすすめです。
栄養価は全般にセミドライより増しますが、水溶性の栄養素は目減りしますので他で補いましょう。
調理前に水戻しが必要な場合もあります。
■適した野菜:きのこ類・芋・にんにく・生姜・ネギ・パセリ・三つ葉など
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簡単!干し野菜の作り方
レタスやもやしなど、水分が多く傷みやすい野菜以外は、どんな野菜も干し野菜にできます。
手順もシンプルですので、まずは冷蔵庫の中の使いきれない野菜で作ってみましょう。
①乾かしやすく切る
野菜を洗い水気をきります。
切り口が大きく厚さが薄い方が乾燥しやすいので、薄めの輪切りなどがおすすめ。
②風通しの良い場所に干す
ザル・網などに重ならないように野菜を並べます。
干す場所は日当たりがよく風通しがいい屋外や、室内の窓辺などで。
セミドライの場合、空気が乾燥する秋~冬は、日中の日当たりがいい時間帯(10時~15時くらいまで)がおすすめ。
③乾燥させる
セミドライは半日~1日程度、野菜がしんなりとする位を目安にします。
フルドライなら3日程度を目安に、しっかり乾燥させましょう。
④保存する
セミドライの場合、密閉容器や密閉袋に入れて冷蔵庫で1週間程度。
フルドライは1カ月程度です。
1~3カ月ほどの長期保存をしたい場合は、冷凍保存してください。
まとめ
セミドライにした干し野菜は、そのままシンプルにソテーするだけで、うま味も食感もクセになる美味しさに!
炒めたり揚げたりとアレンジも無限大です。
味噌汁の具材用にミックスしておくのもおすすめですよ。
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