薬剤師も実践!育児中のイライラを穏やかに整える方法5選

なんとなく、からだがだるくて、気分がスッキリしない」「すぐにイライラして子どもに怒りすぎてしまう……

このようなことを感じながら、毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

とくに育児中は、自分のことよりも子どもを優先して無理をしがちです。

知らぬ間に自律神経が乱れて、こころもからだも疲れ切っているかもしれません。

忙しい育児中でも、自律神経を整える方法を知っておけば自分のためになります。

今回は、育児中でもこころ穏やかに過ごせるよう、自律神経を整える方法をご紹介します。

簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

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自律神経の働きとは?

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り立っています。

これらの自律神経は、人間が生きていくうえで必要な内臓や代謝、体温などすべての機能をコントロールしています。

「交感神経」が強く働くと、こころやからだは活発に働き、「副交感神経」が優位に働くと、こころやからだは穏やかに休息をするようになります。

自律神経が乱れることで起こる症状

自律神経が乱れることでいろいろな症状が起こります。

精神的症状として、緊張感が高まって動悸がしたり、不安感が強くあらわれたりすることがあります。

また、やる気が出なかったり、集中力が続かなかったりすることもあるでしょう。

身体的症状では、全身がだるく感じ、ときには吐き気やめまい、頭痛などがあらわれます。

また、のどが詰まる感じや、息切れしやすい、疲れやすいなど、人によって症状はさまざまです。

気持ちが沈んだり、体調がすぐれなかったりする場合は、自律神経の乱れからくる不調が起きているかもしれません。

 

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薬剤師も実践! 自律神経を整える5つの方法

2.薬剤師も実践! 自律神経を整える5つの方法

自律神経を整えるのに役立つ、簡単な方法を5つご紹介します。

どれも日常生活にすぐ取り入れられるので、ぜひ試してみてください。

1. 吐く息を長くする呼吸

ゆっくりと息を吐くことを意識して呼吸してみましょう。

息を吸うときは「交感神経」が、息を吐くときは「副交感神経」が支配しています。

そのため、一日のなかで数回、吸う息よりも吐く息を長くすることを意識し、「副交感神経」が優位なリラックスした状態を作ってみるとよいでしょう。

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2. バランスのいい食事と栄養素

自律神経を整えるうえで欠かせないのが、バランスのいい食事です。

栄養バランスが整った食事が理想的ですが、それを毎日続けるのはなかなか難しいかもしれません。

そこで、自律神経を整えるのに役立つ栄養素が豊富に含まれている食材をご紹介します。

  • トマト

GABAが豊富に含まれています。

GABAは、アミノ酸の一種で、脳や自律神経をリラックスさせるときに必要です。

中玉のトマト一玉で一日分のGABAを摂取できます。

  • バナナ

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンのもとになるトリプトファンと、セロトニンを生成するときに必要なビタミンB6が豊富に含まれています。

3. 質の高い睡眠のために朝日を浴びる

質の高い睡眠は、自律神経にとって重要です。

また、睡眠の質を高めるためにおすすめなのが、朝日を浴びることです。

朝日を浴びると交感神経が優位に働き、自律神経のリズムを整えることができます。

その結果、質の高い睡眠につながります。

4. 気軽につぼ押し

自分で気がついたときに、気持ちいいくらいの強さでつぼを押してみましょう。

つぼにはいろいろな種類がありますが、自律神経を整えるには後頭部や首の付け根、生え際あたりから頭の骨のへりにかけての三つのつぼがおすすめです。

天柱」「風池」「完骨」といわれるつぼで、首を回しながら、親指で押すと効果的に刺激できます。

5. 好きなことでリラックス

自分に合ったリラックス方法を見つけ、ゆっくりできる時間を持つようにこころがけましょう。

育児中はとにかく忙しいですが、好きな香りや音楽であれば、育児しながらでも楽しめるかもしれません。

また、好きな本や雑誌を読むのもおすすめです。

運動が好きな方であれば、軽い運動などを日常に取り入れるのもいいでしょう。

 

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自律神経のバランスを整えるには漢方も効果的

自律神経のバランスが崩れてつらいときには、漢方薬をのむのもおすすめです。

心療内科でも、自然由来の治療薬としても使われています。

ストレスや緊張、過労、不規則な生活が続くと自律神経は乱れ、心身に悪影響を及ぼすと考えられます。

自律神経のバランスを整えるためには、「血流をよくして自律神経の乱れを改善する」「イライラを鎮める」「気分の落ち込みを改善する」「消化・吸収機能を改善してからだの内側からこころを元気にする」といった作用がある漢方薬を選びます。

こころを強く、穏やかにすることを漢方薬は得意としています。

一度試してみてはいかがでしょうか。

<自律神経の乱れでお悩みの方におすすめの漢方薬>

  • 抑肝散(よくかんさん)

漢方では、イライラしやすかったり、怒りっぽくなったりする場合は、肝(かん)の働きが強くなりすぎていると考えられています。

抑肝散は、肝の興奮を抑えるように働き、興奮しやすい、怒りっぽい、イライラしがちなどの神経症状に用いられます。

また、更年期障害や女性ホルモンの急な変化に伴う症状などにも使われます。

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)

肝の興奮を抑えることで自律神経を調整し、イライラを鎮めます。

女性ホルモンのバランスの乱れにも用いられ、更年期などの精神不安、神経症状によく用いられます。

血液の流れをよくして下半身を温める一方、気の巡りを整えることでのぼせなどの熱を冷まします。

ただし、授乳中のからだはとてもデリケートです。

赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、どんな薬を服用する場合でも必ずかかりつけの医師に相談することも大切です。

また、漢方薬は、自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

また、産前産後の身体がデリケートな時期には服用できない種類のものもあります。

そのため、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのがおすすめです。

漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

公式サイトあんしん漢方

まとめ

自律神経を整えて穏やかなこころで育児ライフを!

育児中はほっとできる時間が少なく、不調も我慢しがちになるため、自律神経が乱れやすくなります。

そんなときは自律神経を意識して、整える方法を試してみてくださいね。

大きな不調につながらないようにするためにも、不調が続く場合や改善がみられない場合は漢方薬を取り入れた体質改善もおすすめです。

その際は、薬剤師をはじめとした専門家に気軽に相談してください。

自律神経のバランスを整えて、こころ穏やかに育児を楽しみましょう。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 山形 ゆかり

薬剤師、薬膳アドバイザー、フードコーディネーター、病院薬剤師として糖尿病患者の服薬指導中に食養生に着目。牛角・吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発を行う。

現在は、「健康は食事から」をモットーに、漢方のプロとAIが適した漢方薬をお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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