現代の子供は育っていく環境の中でたくさんの電子機器に触れています。しかし、その電子機器は子供の発達に大きな影響を及ぼすことも問題視されています。子育てをする過程でも、とっても便利なスマホやタブレット。でもやっぱり子供への影響を心配しますよね。そこで今回は読み聞かせアプリと絵本の違いについてお話しします!
知育アプリが増えている
そんな中、絵本の読み聞かせをしてくれるアプリがあることを皆さんはご存知ですか?すでに、この存在を知っていて利用されている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、その意義や使い方について考えていきたいと思います。
読み聞かせアプリはすごく便利!!だけど…
スマートフォンが読み聞かせをしてくれるので、その間子供も楽しく過ごすことができて静かにしてくれるので、忙しいお母さんの強い味方になったくれます!
スマートフォンを始めとする電子機器全般に言えることですが、子どもはそれに興味津々で、手にするのが好きですよね。赤ちゃんは、お母さんがほとんど肌身離さず持ち歩き、眺めているものを本当によく見ています。お母さんが、いかに携帯電話を利用しているか、きっとよく知っているように思います。
次々に移り変わっていく映像や音に好奇心いっぱいの赤ちゃん。電気機器はすごく魅力的なものなのでしょう。じーっと集中して画面を見て、しばらくは静かにおとなしく過ごしてくれます。
子育てをしていると、子どもが静かにしてくれている時間がいかに貴重なものか、母親は痛感すると思います。今だけは静かにしていてほしいと思う場面も、大人の生活の中には沢山あります。
この作業を集中して終わらせてしまいたい!今日までにこの仕事を片付けてしまいたい!その気持ち、母親に共通する思いですよね。
そんな時、親にとっての「便利」という視点で見ると、アプリは大変ありがたいもので、便利グッズであると言えるのかもしれません。
せめて、子どもにとって良いと思える内容のものを与えたいという親心もそこに感じとることができます。もちろん、そういったアプリを利用することでメリットもあると思います。
アプリの使用を全て否定するつもりは決してありません。ただ、絵本そのものの代替品ではない、ということだけはお伝えしたいと思います。
アプリと絵本、いったい何が違うの??
絵本の時間で働かせる感覚は、絵を見る視覚と、お母さんの声を聞く聴覚だけではないのです。絵本そのものの紙の手触り、厚み、重さ、におい、めくるという行為そのもの、そして紙をめくる音を聴く、かじってみることだってあります。
赤ちゃんが世の中を認識しようとしている時期には、周りにあるすべてのものが経験になっていきます。物体としての絵本を手にすることによって、これはなんだろう?という疑問や興味、関心が、自分の身体を使うことや動かし方、距離感、物の見た目と感触との統合などたくさんの身体の働きを活性化してくれるのです。
そして、絵本そのものの感動や体験を、大好きなお父さんお母さんと味わうことによって幼少期の大切な思い出となっていき、心の糧になると言われています。
絵本を読むということは、ただ単に物語を「知る」ということだけではなく、それ以上の行為であることは間違いありません。その感覚を使って感性を豊かにしていく豊かさは、アプリでは得られないものではないかと感じています。
アプリは体にも悪影響!?
発達途中の柔らかい子どもの身体にとって、どれほど刺激が強い物かということは、現代の問題として挙げられています。
子供だけでは、使い方、使用時間の把握が難しいため大人がしっかりと管理をして、利用方法や利用方法の工夫が十分に必要となってきます。
絵本の意義が、そのストーリーを伝えるためだけにあれば、アプリでも十分かもしれませんが、それだけではなく、親子で楽しむ絵本の時間を大切にしてもらいたいなと思います。
親子で楽しむ絵本をご紹介♪
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2. とびだすいないいないばあ! NEWぴよちゃんとあそぼ!
3. とびだす!3Dアートえほん ふしぎなかいだん
4. クッキーカウント
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