意外に多い「妊娠糖尿病」症状は？原因は？治療法は？妊娠中の体験談

妊娠糖尿病とは、血液中に糖があふれ、高血糖になってしまう病気です。

妊娠前に特に血糖値には指摘されることがなかったのに、妊娠を機に高血糖になってしまう状態です。

原因は妊娠により胎盤から出るホルモンが、血糖値を下げるために膵臓から出るインスリンというホルモンの力を弱めてしまい、高血糖となってしまいます。

ママが高血糖になってしまうと、赤ちゃんもお腹の中で高血糖な状態になり、生まれて胎盤と離れると逆に赤ちゃんが低血糖な状態になってしまったり、胎児の発育に問題が起きたり、奇形のリスクが高くなってしまいます。

妊娠糖尿病は胎盤が成長した大体7ヶ月頃の血液検査で引っかかる妊婦さんが多いようです。

しかし筆者は妊娠初期の血液検査で引っかかってしまいました。

初期に引っかかった場合、もともと高血糖になりやすい体質だったのかもしれないと言われました。

今までの健康診断では正常だったのに！？と腑に落ちなかったのですが、妊娠を機に自分の体質と向き合えるようになりました。

治療は、血糖値の高さにもよりますが、軽めのものなら食事制限で様子を見ます。

筆者の場合は、妊娠初期からだったので、インスリンを打っていました。

インスリンは注射器のような形状のものを使い、お腹に打っていました。最初はお腹に打つのは抵抗がありましたが、我が子の為だ！と頑張りました。

血糖値を下げるインスリンというホルモンを補い、子供を産むまで血糖値をコントロールしていました。

もちろん食事も甘い物や、高血糖になりやすいものを控えたりと気を遣いました。

出産後の検査では、一応血糖値は正常に戻りました。

子供も異常はなく安心しましたが、今回の妊娠で高血糖になりやすい体質と気付くことが出来ました。

妊娠糖尿病になった人はならなかった人より将来糖尿病になる確率が7倍だそうです。

なので、妊娠中よりは食事制限は厳しくはないですが、食事には引き続き気をつけています。

今振り返れば、あっという間のマタニティライフでしたが、妊娠糖尿病と言われた時は頭の中が真っ白でしたし、血糖値の数値に一喜一憂したりと毎日必死でした。

今まで大きな病気もしたことがなかったし、初めての妊娠で分からないことだらけで不安な上に、妊娠糖尿病になってしまい…食事制限にインスリン治療で楽しいマタニティライフからは程遠かったですが、食生活に気をつける良いきっかけになりました。

これから出産のプレママさんも、妊娠糖尿病には誰でもなるリスクがあることを頭の片隅に覚えておき、妊娠前より、甘い物やストレスに気をつけて食生活に気を配ることをオススメします。

楽しいマタニティライフを送れるよう応援しています。