妊娠中は 栄養を溜め込みやすい体質になり、からだを思うように動かせなくなるため、運動不足になりがちです。
そのため、体重が予想以上に増えてしまった方も多いのではないでしょうか。
育児中は自分のことを考える間もなく、疲労やストレスから食べすぎたり、飲みすぎたりして体重が増えてしまう方も多くいます。
痩せたくても、しっかりとした運動や体力作りのトレーニングの時間を持つのはなかなか大変ですよね。
そこで今回は、スムーズに体重が減る「痩せ体質」を目指す方法をお伝えします。
痩せ体質を作るために大事なのは「基礎代謝」
スムーズにダイエットを成功させるためには、基礎代謝を高めて体質から改善することが必要です。
ここでは、そのために必要なことをご説明します。
そもそも基礎代謝とは
基礎代謝とは、生きていくために必要な必要最低限のエネルギーのことです。
人間は横になって寝ている状態でも、心臓が動いたり、呼吸をしたり、胃や腸を動かしたりして絶えず生命活動を行っています。
それらの基礎代謝に使うエネルギーは、驚くことに一日に使うエネルギーの約60〜70％にもなります。
基礎代謝は、男性では15〜17歳、女性では12〜14歳がピークで、それ以降は加齢とともに下がっていきます。
妊娠・出産で基礎代謝が落ちているかも
妊娠中は、筋肉量が減って基礎代謝が落ちている可能性があります。
約10か月もの間、おなかの赤ちゃんを守るために無理な運動は控え、日常生活でも激しく動かないようにする生活が続くので、だんだんと筋肉量が減ってしまうのは、仕方のないことといえるでしょう。
しかし、筋肉量の減少は、そのまま基礎代謝の低下につながります。
基礎代謝が低い状態は痩せにくい体質であり、思うように体重を減らすのはなかなか大変です。
そのため、体重管理をスムーズに行うためには、基礎代謝を高めることが先決といえます。
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基礎代謝をあげて痩せ体質になる方法
からだを温める
痩せ体質になるための大敵は、冷えです。
からだが冷えてしまうと、内臓の働きが鈍くなり基礎代謝が落ちてしまいます。
からだを冷やさないように衣類などで工夫すると同時に、からだが温まる食べ物を積極的に取り入れましょう。
飲み物も冷えたものでなく、温かいものや常温がおすすめです。
とくに、夏場は冷たいものを口にしやすいので注意しましょう。
生姜やねぎ、にんにく、スパイスなど、からだが温まる作用が期待できる食材を取り入れるのもおすすめです。
大きな筋肉を鍛える
基礎代謝は筋肉量に比例しています。
そのため、同じ身長、体重でも、筋肉量の多い人の方が基礎代謝は高くなります。
いわゆる筋肉と呼ばれている「骨格筋」は、基礎代謝の約22%を占めているといわれています。
骨格筋は、内臓の筋肉（平滑筋）や、心臓の筋肉（心筋）と違い、自分で鍛えることができることが特徴です。
痩せる体質へ効率的に近づくためには、骨格筋のなかでも大きな筋肉に注目して鍛えるとよいでしょう。
下半身のお尻と脚の筋肉は、骨格筋の50%にもなります。
つまり、まず鍛えるべきはその筋肉といえるでしょう。
下半身の筋肉が鍛えられるスクワットが、日常生活にも取り入れやすくおすすめです。
たんぱく質を積極的に摂る
食事をすると、食事誘発性熱産生（DIT）と呼ばれる熱産生が行われます。
DITとは、食事をして安静にしていても、代謝量が増えることをいいます。
たんぱく質だけの食事の場合、摂取エネルギーの約30%もの代謝が行われます。
なお、糖質のみの場合は6%程度、脂質のみの場合は4％程度になります。
通常の食事では、たんぱく質や糖質、脂質が混合されるので、約10%になりますが、たんぱく質を多く摂ることにより、熱産生量をあげることができます。
また、前述したとおり、筋肉量を増やすにはたんぱく質は必要不可欠です。
筋肉をつけて痩せ体質になるためには、たんぱく質の摂取が必要だといえるでしょう。
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ダイエットサポートには漢方もおすすめ
「産後、頑張っているのになかなか体重が落ちない」
「体質を根本から改善して、痩せ体質を目指したい」
ダイエットを頑張っているのに、なかなか成果が出ない方には漢方薬もおすすめです。
漢方は、自然由来の力で痩せ体質を目指せるということで、美容や健康への意識が高い方に人気です。
また、漢方薬は「水太り」「脂肪太り」「ストレス太り」「むくみ」などの症状に効果が認められています。
ダイエットには、「血流をよくして基礎代謝をあげる」「余分な脂肪の吸収を抑える」「脂肪の燃焼を促す」「精神に働きかけ、つい食べてしまうことを防ぐ」などの漢方薬から体質に合わせて選ばれます。
便秘でお悩みの方には、「腸の動きをスムーズにする」「溜まった老廃物を排泄する」といった漢方薬が用いられます。
自分の体質に合った漢方を飲むことで、体内のバランスを整えて、太りにくく痩せやすい体質に近づけるでしょう。
痩せ体質を目指す方におすすめの漢方薬
- 防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）
体力があり、食欲があっておなか周りに脂肪がつきやすい方におすすめの漢方薬で、便秘にも効果的です。
余分な老廃物の排泄をするとともに、脂質代謝機能を改善して溜め込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。
- 防己黄耆湯（ぼういおうぎとう）
むくみやすく、肌が色白で、いわゆる水太りタイプの方にむいている漢方薬です。
からだの余分な水の排泄を促進し、むくみを解消しやすくします。
ただし、授乳中のからだはとてもデリケートです。
赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、どんな薬を服用する場合でも必ずかかりつけの医師に相談することも大切です。
また、漢方薬は自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては好ましくない作用が生じることもあります。
さらに、産前産後のからだがデリケートな時期には服用できない種類のものもあります。
そのため、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのがおすすめです。
漢方に精通した薬剤師とAIがあなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
公式サイト｜あんしん漢方
基礎代謝を味方につけて痩せ体質になろう！
妊娠・出産を経て変化した体質でのダイエット成功の鍵は、基礎代謝にありました。
まずは、基礎代謝をあげることを意識して過ごしてみるといいですね。
しかし、育児中はとても忙しく、うまくいかない場合も多いでしょう。
そんなときは、漢方の力を借りてみるのもひとつの手です。
薬剤師をはじめとした、身近な信頼のできる方に相談してみてくださいね。
子育て中でも痩せ代謝になって、スムーズな体重管理を目指しましょう！
＜この記事を書いた人＞
あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師 山形 ゆかり
薬剤師。薬膳アドバイザー。フードコーディネーター。病院薬剤師として糖尿病患者の服薬指導中に食養生に着目。牛角・吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発を行う。
現在は、「健康は食事から」をモットーに、漢方のプロとAIが適した漢方薬をお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
公式サイト｜あんしん漢方（オンラインAI漢方）
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