全国的に見ると小学生で花粉症を発症している子どもたちが増えてきています。熱はないのに鼻水ズルズル…「もしかしてうちの子、花粉症?」と心配になるご家庭もあると思います。手軽にできるホームケア法についてご紹介します。
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「もしかして、花粉症?」
お子さんのいる家庭でアレルギーと言えば、心配なのが食品アレルギーですね。 大人がよく悩まされる「花粉症」は幼稚園などの小さな時期にはそれほど見かけることはありませんが、全国的に見ると小学生で花粉症を発症している子どもたちが増えてきています。 春先の「スギ科」や「ヒノキ科」の飛散が終わっても、5月から6月にかけて「イネ科」の飛散時期に入ります。熱はないのに鼻水ズルズル…「もしかしてうちの子、花粉症?」と心配になるご家庭もあると思います。
お子さんの症状が心配な場合は耳鼻科でアレルギー検査
花粉症のお薬はここ数年で市販薬が手軽に購入できるようになりました。以前から花粉症の症状に悩まされている大人の場合は、ドラッグストアや通信販売で手軽に購入することができますよね。 お子さんの症状が心配な場合は、小児科や耳鼻科を受診して、どの種類の花粉に対しアレルギーを持っているのか検査をしてもらいましょう。採血やパッチテストで「IgE抗体」の値から診断されます。 複数の植物に反応が起きる可能性もありますので、調べておくと季節的な対策が立てやすくなります。
新発売『アレグラFXジュニア』適用は7~14歳
眠くなりにくい花粉症の市販薬として有名な「アレグラ」の久光製薬から、子ども用『アレグラFXジュニア』の販売がスタートしました。ただし適用は7歳以上となっていて「小中学生用」となっています。
▼大人用【注意!】服用は「15歳以上」です。
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通常市販されているアレルギー対策薬の大半は大人用(15歳以上)となっています。 医薬品には「適用年齢」がありますので、家族で服用する場合には説明書をよく読み、充分注意しましょう。また、これらの医薬品は「セルフメディケーション税制」の適用対象となっています。
ワセリン塗りは花粉侵入ブロックに効果的
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ワセリンを目や鼻の穴の周りに塗ると花粉が粘膜に侵入するのを防ぐのに役立ちます。 外出の際には、塗ってあげからマスクをして、花粉ガードのスプレーも併用してみましょう。登園・登校前のひと工夫で、日中過ごしやすくなります。
寝る時の鼻詰りには「ミント系スプレー」や昔ながらのあの「塗り薬」
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就寝の際は、鼻水が出たり鼻が詰まっていると本当に苦しいものです。鼻詰まりがひどいときは、鼻の付け根を温めてあげると症状が和らぎ、気持ちも落ち着きます。 またアロマ系の「ミントスプレー」を購入したり、手作りして常備しておくと鼻の通りが良くなるので安心です。
昔ながらの「ヴェポラップ」
鼻詰まりがひどいときは、鼻の下や胸元に塗る「ヴィックス」の「ヴェポラップ」が便利です。昔ながらの医薬品ですが、妊娠中の女性も使える安心成分。
のどの痛みを感じる時や咳が続く時にも使えますので、活用度の高い一品です。
花粉症の人にしか分からない「モーニングアタック」
花粉症の人が悩まされるのは日中だけではありません。起きた時に鼻がムズムズ。クシャミが出ると、鼻水が流れ始めてしまうときがあります。
朝食後にお子さんの飲み薬を忘れないように飲ませて…と思っていても、間に合わなくてクシャミを連発してしまうことがあります。
そんな朝の衝撃を「モーニングアタック」と言います。
モーニングアタックを防ぐための対策
「モーニングアタック」を防ぐためには掃除が一番です。清潔にした後で、特に寝室には空気清浄機を使うなど工夫してみましょう。
花粉症は皮膚に付く花粉の量をできるだけ減らすことがポイントです。お子さんが帰宅したら手や顔を洗ったり、うがいをしたり、できれば軽く入浴してしまいましょう。花粉以外にも黄砂やPM2.5などの影響も考えられますので、洗い流していく方がスッキリしますよ。
家で工夫をする様子や対策法を知ることで、お子さんも症状への対処法を学ぶことができます。
お子さんの症状に気づいてあげること、服薬で抑えていくことが大切
子どもは花粉症の症状があっても具体的に伝えることができないので、親が気づいてあげることが大切です。
お子さんが眠っている時に、鼻で呼吸ができているか、日中の様子も園や学校に聞いてみましょう。耳鼻科や小児科で相談して、お子さんが飲みやすいお薬を継続して服用していくことが大切です。
園や学校に通っているお子さんは、一日2回の服用で効果のある薬もありますので、医師に相談してみましょう。
まとめ
年々増加していると言われている子どもの花粉症ですが、子どもが辛そうにしているのを見るのは親としてツライですよね。早めに花粉症を見極め、対処をしてあげたいですよね。
重症化しないためにも病院へ行きお医者さんに診てもらうのはもちろんですが、自宅でできる手軽なケアもあるので取り入れてみてはいかがでしょうか。
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